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澤野弘之LIVEBOVWレポ

8月6日、7日の二日間に渡り、澤野弘之LIVE BEST OF VOCAL WORKSが開催された。
澤野さん名義のものとしては2019年12月のBillboard以来となった今回のライブは、無観客での有料配信という形で私たちファンに届けられた。

正直に言おう。画面越しで、様々なものを介して届けられる配信ライブが、対面のライブに敵うわけがないと思っていた。

でもそんな予想は1日目にあっという間に裏切られた。

とにかく楽しい。空間もいろんな媒介も全て飛び越えて音楽を届けようとするボーカリストたちの熱量、圧倒的な技術を存分に披露するバンドメンバー、そして変わらないMCの澤野さん。
澤野さんを中心に、バンドメンバーやボーカリストの力が合わさってリアルタイムで素晴らしい音楽が生まれていく「ライブ」というものは、たとえどのような形であれこんなにも尊いものだということを、この2日間で実感した。ライブって、すごい。もう既に次が恋しい。

そしてもう1つ、今回のライブは「いつものライブ」が無観客かつ配信、というわけではなくて、決定的に「いつものライブ」ではなくなってしまっていた。

12月のあの日から、私にとって澤野さんの音楽は、素晴らしくて楽しくて、喜びを与えてくれるだけのものではなく、聴くたびに痛みを伴うものになってしまっていた。悲しみに呑まれたまま聴くと、楽曲に対して失礼な気がするし、単純に楽しもうとすると、悲しさを脇へどけようとしているような気がして罪悪感に苦しめられた。相反する感情に振り回されて、素直に音楽を聴くことができなくなってしまっていた。

この痛みは澤野さんの楽曲が好きな人、特にライブに何度も足を運んでいた多くのファンがきっと全員抱えているものだし、抱えなければいけない痛みでもある。ただ、そうはわかっていても、辛い。私はまだBillboardのライブ映像を観ることができていない。

でも、そんな状況を、この2日間のライブは変えてくれた。
どうしようもない悲しさと音楽の楽しさは両立するんだと、BELONGとREMEMBERが強烈に訴えていた。

4月から大学へ行けず、友人たちにも会えず、行事は全部なくなり、ネガティブな感情に襲われることが増えていたこのタイミングで、このライブがあって本当に救われた。誰かの死という受け入れられない悲しいことも、コロナに翻弄される現実の先行きの見えなさも、そういう負の感情を全て受け止めて、それでも前を向いて頑張っていけるような膨大なエネルギーをもらえる素晴らしいライブだった。

澤野さん、本当にありがとうございます。

そして、これからも、頑張っていきまっしょい!!!!


8/6(木) Side:澤野弘之

1.Infelno
プロメアからのスタート。これはアガる...!!
サビのシンガロング、ほんっっとうに多幸感に包まれる。2019年に新たに生まれた、ライブ鉄板曲の1つ。今後もやり続けてくれるだろうから、徐々にアレンジが加わって行くことを今から期待。
ただマイクの音量の問題か、ちょっとボーカル聴き取りづらいところがあったのが惜しかった...対面のライブだと全てが爆音だからこういうことって感じないので、配信ならではの気付き。でも逆にライブハウスだと聴こえづらいピアノの音が鮮明だったりしたので、一長一短ですね。(もしかしてTVのスピーカーで聴いていたからか?イヤホンだったら違ったのだろうか)

2.Gallant Ones
引き続きプロメアから。
プロメアは、劇場で見過ぎてサントラ聴いただけで映像が浮かぶので倍楽しめる。
私は演者同士のアイコンタクトが性癖なので、こういうツインボーカルの楽曲で2人が向かい合って目線を交わしながら歌っているのをしっかり見られるのは、すんんんんばらしい。誰でも最前列中央なの、配信ライブの最強な点だと思った。

でもやっぱり、曲が終わった時の「スィーーーーーン」が本当に悲しい。画面越しにこんなに拍手しているのに!!!どうしようもない隔たりを感じてしまった。ちょっと寂しそうな澤野さんの表情が辛かった。

3.Warcry
甲鉄城のカバネリより。
あーーーもう好き。かっこいい。海外公演の時にサビを歌い続けたというmpiさんの話を以前のライブのMCで聴いてから、内心クスっとしてしまうんだけど、そんな雑念(笑)を吹き飛ばしてくれるかっこよさ。自然と体が揺れてしまう。

4.Next of Kin
引き続きカバネリ楽曲。
イントロのアコギの入りが大好きなのに、カメラが写してくれなかったのが残念でした...ライブの時はいつもギター持ち替えたのをみて、これはNext of Kin来るぞって思って視線をロックオンしているのに....!

この曲は響きは重厚なのに全体を通してピアノとアコギが軽やかになっていて、爽やかで幸せな気分になる。今回のバージョンは特にそれを感じた。やはり音量バランスの調整でいつもは聴こえていないものがよく聴こえているんだろうか。Benjaminの声質と楽曲がものすごくマッチしていて、歌詞の意味とか一回も気にしたことないけど、きっと優しいこと歌ってんだろうなって思ってる。サビの手振りも楽しい。

そして間奏のフェイク!!好き!!!ありがとうございます!!!もともと大好きな曲だったけど、ますます好きになってしまった。

5.No differences
Aimee!!衣装が素敵!!!
アルドノアゼロはリアルタイムで結構しっかり追っていたこともあり、思い入れも深いので嬉しい選曲。

中音域から高音まで、どの音域の声も物凄く綺麗に響いている歌声が、大好き。ライブでもしょっちゅう演奏される人気曲だから、たぶん何度も生で聴いているけど毎回聴くたびに好きになる。間奏のピアノもよかったですね...アドリブかな?
あとアウトロもよく聴こえたのが嬉しかった。今後も澤野さん固定カメラ出してくれないかな

6.DOA
進撃の巨人より。
マンションだから飛べないの!!!とテレビに向かってキレたくなってしまう。ライブハウスだと一気に体温が上がる曲。
ギターがとにかくカッコいいし、一気に楽器が減ってから徐々に入ってきてサビで爆発、みたいな緩急がしっかりしているのがライブ映えして素晴らしい。ラスサビ前のギターソロ〜〜〜!!アウトロのバッキー&飯室さんをもっとちゃんと映して〜〜〜!!!!

AimeeのMCに対して「ほぉ...!?」って英語わからんアピールする澤野さんが相変わらずでホッとする笑

7.Release My Soul
ギルティクラウンより不朽の名曲...
いつかのライブの曲前のMCで「Aimeeもこの曲のことをすごく大切に思ってくれている」って澤野さんが仰っていたんだけど、本当にその通りで、歌手が楽曲のことが好きで、とてもとても大事に思っていることが歌声からも表情からもバシバシ伝わって来る。最新曲だけでなく、こういう発表は昔の楽曲を今でもやってくれるの嬉しい。

そして何と言ってもラストのCメロ。このメロディはこの世の全ての不浄を洗い流してくれるのではないかと、半ば本気で信じている。

8.S_TEAM
カバネリ関連楽曲。ゲームだったっけな。
演奏後のMCでEliana is GOD. っていうコメントが読まれていたけど、完全に同意。存在感がすごい、後光が刺して見える...”声量お化け”ってこういう方のことを言うために存在している単語だと思う。

シンガロングの前に「Everybody sing!!!!」ってマイクを上に掲げているのをみて、ようやく私の中で「ここはライブ会場だ」っていう熱さが戻ってきて、一気に「ライブ」へ没入していけた。全力で「楽しい!!」と思いながら歌っているElianaさんのエネルギーが強烈に伝わってきた。

1番サビ前の「人の所為じゃ つまらない」っていう歌詞が強烈に胸まで差さってきて、その後の雄叫びで完全に心臓を射抜かれた。かっこよすぎませんか?????
なんかもうこの時の感情が一体何だったのかよくわかってないし言語化もできないんだけど、とにかく胸がいっぱいになってしまって涙が止まらなくなった。てかこのあとはだいたいずっと泣いてる。音楽ってすごいわほんとに。

9.BRAVE THE OCEAN
演出が最高!!!そう!BRAVE THE OCEANはこうやって聴きたい!!!っていう欲望がそのまま具現化していた。

そして音のバランスが最高...イントロもそうだし、全体を通してピアノの旋律が本当に綺麗に聴こえていて(サビもがっつり聴こえたのは驚いた!!)たまらない。

特にラスサビ前の間奏がとんでもなかった。GODによる(笑)全力のフェイク、ドラムもギターもベースもピアノもそれぞれが全力で鳴らしているのに、それぞれが全く邪魔をしていなくて完璧なバランスが成り立っていた。澤野さんも相澤さんもGODですわ...

10.em0t1on
そしてこの流れでem0t1on... 澤野さんのPOPのキャンペーンでグランプリを獲得したタワレコ八王子店のために書き下ろされた楽曲で、学校帰りに中央線に乗って八王子まで駆けつけ、他のお客さんが来るまで30分くらい聴き続けたのを鮮明に覚えている。正式に音源化されておらず、現地に行かないと聴けないっていうのが本当に新鮮で、物凄く集中してヘッドフォンから聴こえて来るメロディに耳を澄ませた。懐かしいな。

イントロのピアノから始まり、しっとりとして壮大なバラード。でかい会場で聴いているかのような感覚。大好き。

11.Vigilante
ガンダムNTより。
男声女声のツインボーカルなのに、どちらか一方がどちらか一方の引き立て役に徹するわけでもなく、「2人とも主役です」感がバリバリでとにかく恰好いい。

そして何と言っても、間奏のバッキーのギターソロがやばすぎでしたね...フラッシュみたいな照明に照らされた右手のMの文字も相まって、感極まってしまった。

12.ΛSHES
プロメアより3曲目。ライブ初演奏。
アレンジが最高だった、とにかくそれに尽きる。
もともと2曲に分かれているΛSHESとΛSHES~RETURNS~が美しく繋がっていた。メロディも歌詞も同じだけど、悲しみと怒りのバランスが違う2曲の違いが、ものすごく胸に迫った。演奏後のMCでもGemieさん自身が話していたけど、声に乗せられた感情の総量がいつもより多いような気がして、強烈に印象に残った。プロメア楽曲はどれも良い...

前半の歌詞のないとこ(あれ何て呼ぶの?)、人間って、こんな高い音をこんなに綺麗にライブで出すことができるんだってマジで驚愕した。Gemieさんの歌唱力が恐ろしい。
劇版音楽って素晴らしいな、って心の底から思う。何度でも聴きたい。

13.NEXUS
引き続きプロメアから。
Lacoさんの「おうちやからって座ってませんか?」にドキッとしてしまった、ごめんなさい座ってます!!立ちます!!!

衣装が素敵でかっこよかった!
NEXUSは劇中で何度も使われていることもあり、Infelnoの次にプロメア感の強い楽曲な気がする。映像が脳裏に浮かぶ。
Lacoさんの声質と歌い方と、楽曲のグルーヴが完璧にマッチしているのを、演奏を聴くたび感じる。この圧倒的な納得感、なんといえばいいのだろう。

14.Zero Eclipse
進撃の巨人サントラ3より。
全体的に重めのずっしりとした楽曲。進撃ってこういう感じ...って一気に作品の世界へ入っていける。

サビで感情が爆発するのも好きなんだけど、ラストの”Make a promise that I cannot regret〜”のメロディ重なるところが大好き。良い。
曲に入る前の「あ」は、よく聞こえませんでしたw

15.To know you
Do as infinityよりGt.大渡さんが参加。
Aliveがほんっっっっとうに大好きなので、Vo.伴さんが不参加になってしまったのは、正直めちゃくちゃ残念だった。

澤野さんの楽曲やライブが他の普通のアーティストと違う点として、楽曲に対してボーカリストは固定ではないことが挙げられるだろう。◯◯が歌っていた楽曲が△△でリアレンジされてリリースされ、ライブでは□□が歌う、みたいなことが普通に起きる。今回の伴さん不在によりmizukiさんver.で曲が聴けたのは、それはそれですごく嬉しいことだった。素敵...!!

16.Alive
だがしかし正直に言おう、どうしてもこの曲は伴さんで聴きたかった......大好きなので.......

17.火の鳥
まさかのDo As Infinityで3曲目。そして化身の獣かと思いきや火の鳥!!
ちょっと意外な選曲だったけど、サビの雰囲気が他の澤野楽曲にはないタイプの明るさだと個人的には思っているので、聴けてよかった。
サビ前の「wow」を会場で叫びたい〜〜〜

18.Barricades
満を持して(?)Yoshさん登場!!!進撃の巨人サウンドトラック2より。
この人が出てくると途端に空気感が変わる。私は澤野さんのライブは002から行き始めたのだけど、最初にYoshさんが登場した時の衝撃が忘れられない。彼の存在によって、ライブの雰囲気はだいぶ広がったように感じている。汗だくで歌う姿が「ロックを本気でやっている人」感があって大好き。サバプロのライブもまた行きたい!!

ElianaさんでもGemieさんでももちろん他のボーカリストでも感じたことだけど、全力で歌うYoshさんが、私たちファンも全力でライブを楽しみ、全力で応えていることを信用している感じが伝わってきて、もうこの辺りで完全に「これが無観客配信ライブである」ということを忘れた。

19.The Brave
ドラマCRISISより。
この楽曲は私にとって戦闘準備曲で、自分の力じゃ気分が上がらないときとかにお世話になっているのだけど、今回のライブを円盤化してくれたらこれからは音源じゃなくてこの映像を見たい。飛び散る汗がこちらまで飛んできそうな迫力と熱量。もううまく語れないのだけど、とにかく好きです。

20.scaPEGoat
まさかのnZk曲。終わりのセラフED。
しっとり重厚なバラードの皮を被った、実は全然そんなことない強烈にロックな楽曲。そのギャップが大好き。ちょっと気を抜いていると大火傷する。

ラスト大サビ前の照明の演出がめちゃくちゃよかったな、というか毎曲言及できているわけではないけれど、今回全体的に照明がすごく素敵でした。

21.BELONG
ラスト。
「ぼくらメンバーが大好きな彼にも、この楽曲が届いていると思っています」

私にとって今回のライブは、まっしょいさんがもういないこと、そしてまっしょいさんはいないけれど澤野さんの音楽はこれからも続いていくことに向き合わざるを得ない時間でもあった。藤崎さんがまっしょいさんのピンク色のドラムセットを叩いている映像が映るたび、もうこれから先、どれだけ願っても、まっしょいさんが同じ空間で叩くドラムを聴くことは叶わないのだと実感して、それだけでもうどうしようもなく悲しくなった。でも、耳から入る音楽は相変わらず素晴らしくって。いろいろな感情を抱えたまま迎えたライブだったけれど、最後にこの曲が聴けて、本当に救われた。悲しいのに、嬉しくて、寂しくて、楽しくて、そういういろんな感情はちゃんと両立するんだ、悲しいけど嬉しくてもいいんだ、って初めて思えた。悲しい涙と感動の嬉しい涙が合わさって、気がつくとリアルにティッシュの山ができていた。配信でよかった...
「上」に向かって、笑顔でシンガロングする澤野さんを見て、胸がいっぱいになった。私も今回、初めてまっしょいさんのことを考えながら笑顔になれた。この曲に乗せたいろんな想いは、何もかもを越えて絶対に彼まで届いたと思う。


8/7(金) Side:SawanoHiroyuki[nZk]

1.&Z
アルドノアゼロ第2クールOP。
澤野さんの楽曲には宇宙が本当によく似合う。スケールのでかさ。うまくいえないけど、この楽曲はいとも簡単に時空を越えそう。
soul・artの歌声の響きがライブの時は特に大好き。でかいハコで聴きたい〜!!

2.aLIEz
アルドノアゼロ第1クールED。
mizukiさんのaLIEzを初めてライブで聴いたのは確か002だったんだけど、その時は緊張もあったのか、音程もリズムもぐちゃぐちゃで、正直がっかりしたんだよなあ。でもそのあとのmizukiさんのボーカリストとしての成長が凄まじくて(なに上から目線で語ってんねんって感じなんだけど)、その変化が感じられるのが私にとっては特にこのaLIEz。今は安心して聴けるし、大好きな曲の1つ。

MCで話していた澤野さんのミスは、気づけなかった...!笑

3.keep on keeping on
まさかのアルドノア楽曲3連続。
先日行われたファンクラブの会員投票で1位になり、リアレンジされていたのを見て、へ〜眼中になかった、みんなこの曲そんなに好きだったんだ〜なんて思っていたのだけど、前言撤回。やっぱり私も好きだわ。

私にとっては数少ない歌詞を全部覚えている楽曲なんだけど、自分でも口ずさむと、メロディと語感の良さが気持ちよくてたまらないんだよね。歌っている側も気持ちいいだろうな。アウトロのアレンジが新鮮で素敵でした!!

4.CRY
最新曲。銀河英雄伝説OP。
音源だと全体的にクールな印象を受けたんだけど、今回のライブver.では特にサビの表現が感情的ですごくよかった。私は本当に歌詞を聴かない人間なので、英語か日本語かすらもあまり認識していないんだけど、サビの日本語詞のところが胸にすっと入ってきて、「この曲こんなこと言ってたのか」っていう、ライブならではの気付きを得た。

5.X.U.
終わりのセラフOP。
Gemieさん、パンツスーツの衣装がめちゃくちゃ似合っててかわいい。
マイクの問題か、音量調節の問題か、中低音域のボーカルが聴こえづらいように感じたのがちょっと残念だった(これはこの曲に限らず全体的に。やはりTVのスピーカーだったからか?)

全体的にめちゃくちゃかっこいいのに、「No signs No lights, Such a mess all over〜」が一気に儚く美しくなるのが大好き。緩急がよい!
そしてこの楽曲はドラムかっこいいポイントも多い。藤崎くん〜〜!!

6.sh0ut
Re:CREATORS第2クールOP。
Tielle&Gemieのツインボーカル。大好き!!!本当に好き!!!永遠に2人で歌ってるのを聴いていたい。
前述の音量の問題(?)もあり、美しいハモリが100%でなかったのが少し残念だったんだけど、それを吹き飛ばす2人の美しさとかっこよさ!!ライブでやってくれるたびにテンションMAXになる。

アドリブがすごいよかった!2番サビの「Breaking world」っていつもこのメロディアレンジだったっけ?勢いがすごく好きだった。
そしてなんといっても間奏のフェイク。2人が顔を見合わせて、不敵な笑みを浮かべながら全力で歌声を響かせるのが最高以外のなにものでもなかった。大好き!!!!

7.gravityWall
Re:CREATORS第1クールOP。
今までのライブだと、sh0utの日にはgravityWallは聴けないことが多かったので、どっちも聴けるのお得で凄い...!sh0utと同じく、2人のハーモニーの重なりが心地いい。声質結構違うのに、どちらかが浮くことなく完璧に調和していて耳が幸せ。2番Aメロのピアノがよく聞こえたのが嬉しかった。

ラストCメロの演出めちゃくちゃよかった〜転調と共に、雲間から一気に太陽が差してくるような感じ。この曲はこのCメロまで聴くかどうかで一気に表情が変わるような気がする。凄い。

8.Felidae
シングルのカップリング曲。
独特のリズム感に「みんな踊って〜〜」って言われる前から体が揺れまくり。スタンディングで楽しみたい。
Tielleさんの2番Bメロの語尾のあげ方がめちゃくちゃかわいい。
そしてサビで2人が一緒に歌い出した時の圧倒的「これだ」感。永遠に2人で歌い続けてくれ〜〜〜

9.Into the Sky
ガンダムUC RE:0096 OP。
ここ数年に出た楽曲の中だとダントツで一番好きなので、Tielleさんが「Into the Sky、大好きな曲です」と初めに言って歌い始めてくれたのがなんだかめちゃくちゃ嬉しかった。私も大好きです!!!!

AimeeのRelease My Soulでも書いた気がするけれど、自分が大好きな曲を歌い手側も大事にしていて、大切そうに歌っているのを観るのは本当に幸せな時間だ...
そしてこの楽曲も、サビも含め全体的にピアノがすごくよく聴こえて嬉しかった。特にラスサビ前の間奏とか、音源とだいぶ違ったんじゃないか??(聴きとれてないだけでもしかしたら同じかも、自信ない)すごく好きな旋律だった。

10.Home ~in this corner~
ギルティクラウン。
歌詞を大切にして歌っているんだろうなあってのがビシバシ伝わってくる。ラスト大サビ前の雰囲気変わるところの表現が綺麗でかわいくて好き。精神浄化される曲。

11.Next 2 U -eUC-
ガンダムUC RE:0096 ED。
少し引っかかるようなnaNamiさんの唯一無二の声の響きが、曲のリズム感と最高にマッチしている。「お洒落」っていう言葉が一番似合う。曲調も明るいしリズムも乗りやすいし、バンドメンバーも体を揺らしながら弾いているのがなんだか嬉しい。サビのバッキーが特に好きです...!
楽器が徐々に増えていくから、それぞれの音をしっかり聞き分けて楽しめるのも嬉しい。

12.A LETTER
ガンダムUCサントラ(番号忘れた)より。Side:[nZk]、としておきながら、サントラ曲からもやってくれるの嬉しい。
原曲とはだいぶ雰囲気変わってくるんだけど、naNamiさんバージョンも大好き。サビの声の伸びがすごく聞いていて心地よい。
特に1番Aメロなんかはドラムが結構目立つから、昨日存分に泣いたはずなのにまたうるっときてしまった。

A LETTERは「Say goodbye〜」前の、一回静まり返ってからピアノが高いところで同じ音を鳴らし続けるところ(絶対音感ないので音がわからない)が大好きなんだけど、今回も最高でした。やっぱピアノが綺麗に響く曲が大好きだ。

13.Trollz
澤野さんの楽曲の中で、この曲の系統に近いものって、ないんじゃないか...??
独特な雰囲気の楽曲。Lacoさんが歌いこなしているのが凄い。髪を振り乱して全身で表現しながら歌う姿が、ひたすらにかっこいい。PVみたいなライブ映像。
ラスサビのcreationっていうところ好き。

14.NEXUS
『澤野さんが観客として観る』というまさかの試み。ライブ前のファンクラブ限定配信で「こういう形ならではのこともやってみたいと思っている」と話していたのはこれだったのか笑。「この曲、僕は演奏しません!!!」と笑顔で言い切る澤野さんが楽しそうで私も嬉しいですwっていう気分になった。澤野さんの背とステージが一緒に映るっていう不思議な画面だった。

観客として踊ったりカメラで撮影したり、シンガロングでマイク向けられて「わかんない!!」って本気でテンパる澤野さん。いやこの素晴らしい曲作ってるの他でもないあなたでしょうwwwって爆笑してしまった。もっとカメラで映して欲しかったので、ぜひファンクラブ特典として映像出してください!

15.ninelie
甲鉄城のカバネリED。
リリースはAimer&chilly(EGOIST)のツインボーカル。ライブでもよく他のボーカリストが歌う楽曲だけど、まさかのLacoさんバージョンが聴けるとは!当然だけど他の方々とはまた違う良さがあって素敵だった。
そして音源はAimerさんなので、コーラスの声はAimerさん。Twitterでリモート出演って言ってる人がいて、確かにwって思った。

16.Because we are tiny in this world
UnChild楽曲。まさかここからやってくれるとは、しかもアルバムで一番好きな曲...!!!
イントロのギター鳴り出したとき本当にびっくりして思わずソファから立っちゃった。この曲を全人類が聴けば、世界は平和になると思う。まじで。
そしてここでもリモートでAimerさん出演。Aimerさんver.もまた聴きたい。
てかLacoさんとAimerさんって割と声質とか歌い方的にはかなり違うところにいるような気がするけど、こんなに合うんだなって驚いた。澤野さんがどのボーカリストに何を歌ってもらうのかをどうやって決めているのか、ぜひ聞いて見たい。

17.narrative
機動戦士ガンダムNT主題歌。原曲はLiSAさん歌唱。
正直CD音源のnarrativeは特にめちゃくちゃ好きっていう訳ではなかったんだけど、ライブで聴いたLiSAさんの生歌がやばすぎて、一気に楽曲もLiSAさんも好きになった。
今回は事務所の後輩でもあるASCAさん歌唱。力強い。nZkの他のボーカリストにはいない雰囲気を持っている。

18.Unti-L
引き続きガンダム関連楽曲。
mizukiさんとASCAさんのツインボーカル。
曲初めの「囚われた」がなんか今回はめちゃくちゃ好きだった。見逃し配信でアホみたいにイントロから歌い出しまでリピートしている。

19.Tranquility
銀河英雄伝説OP。
まさかのサプライズ出演!!!!こういうサプライズがあるからライブに行くのを辞められないんだよな〜〜〜

イントロのピアノがあまりにも最高。ストリングスも美しい。いつか伊藤ハルトシさんの生演奏で聴きたいなあ。
Tranquilityは購入してから1週間で視聴回数が200を越えるくらい猛烈にハマった一曲だったんだけど、リアレンジが上がってからさらにハマり、そして今回のライブver.でとどめを刺された。
Anlyさんは今回が澤野さんのライブ初出演で、私も初めて"生で"聴いたわけだけど、どの音域も安定しているし、何よりも声の伸びがすごく綺麗。これからもいろんな澤野楽曲歌ってくれないかな〜

あとはMCがなんかすごくかわいらしかった。澤野さんも落ち着いているし、Anlyさんの人柄のよさが滲み出ている様な気がした。Sweet cruisin'、聴きます!!

20.Binary Star
銀河英雄伝説ED。原曲歌唱はUruさん。
AnlyさんのBinary Starめちゃくちゃいいな...Aメロの歌い始めから一気に惹きつけられた。原曲の儚げな雰囲気を残しつつ、しっかり力強い芯があって、聞き応えがある。特にア行のビブラートがめちゃくちゃ好き。サビでいうとmind/behindで韻踏んでるところとか。2日目のカバー曲の中だと一番気に入ったかもしれない。是が非でも音源化していただきたい...!!!

Anlyさん自身がライブ後に「銀河の中で呼吸しているような本当に素晴らしい体験でした」ってコメントしていたんだけど、まさにそう。私も家のソファではなく、何か巨大なものに包まれて漂っているような心地になる2曲だった。

21.REMEMBER
ラスト。ボーカリスト7人が全員登場し、円になったところでもう既にうるうる。
そういえばここまで一度も言及していなかったんだけど、今回は上からの映像がちょこちょこ挟まったのが、いつものライブにない試みですごくよかった。

「色々ありますけれども、これからも皆さん一緒に、みんなで頑張っていき"まっしょい"!!!!」と天へ向けて拳をあげて始まったREMEMBER。この曲、この瞬間のために作られてたのかな?ってくらい、ライブの流れとタイミングと、全ての伏線を回収していた。澤野さんは曲前のMCで「前に進んで行く」っていう表現を何度か使っていた。これは私が1日目を終えた時点で一番強く感じたことだったので、澤野さんが伝えようとしてくれていることと私が受け取ったものが少しも違わないことに、とても嬉しくなった。

そろそろ指も疲れてきたので終わろう。気がついたら11000字を超えていた。卒論もこんな風に一瞬で書けたらいいのに....

相変わらず悲しいことは悲しいままだし、何もできないつまらない毎日だけれど、次にライブがあった時に、胸を張って「前に進んでいます」って言えるように、私はしっかり生きていく。そう思わせてくれる2日間だった。

本当にありがとうございました。

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