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親が思うより子供はズット大人だった

こんばんは!
今日は、早く更新できるかと思いきやヤッパリこんな時間www
私のnoteは子供のことが大半ですが、今回も子供の事です。

1ヶ月くらい前にさかのぼった話です。
のんちゃんのある一言に度肝を抜かれたという話をしようと思います。
※以前書いた記事と若干重複する箇所があります。

のんちゃんのプロフィール

  •  名前:のんちゃん

  • ONIYOME家の長女 17歳

  • 特別支援学校高等部3年生※青春真っ只中🌸&超絶反抗期⚡

  • 性格:穏やか

  • 障害名:自閉症スペクトラム・軽度知的障害

今でこそ、「思った事」・「感じた事」を話してくれるのんちゃん。
ここに、たどり着くまでには本当に辛い経験を沢山してきました。
今でも、のんちゃんはフラッシュバックに苦しみます。

のんちゃんは、自分自身の事を知ってたんだ


高等部3年生になったのんちゃんと、会話が成立するようになって幼き日の事を訊ねることがあります。
なぜなら、幼き日ののんちゃんは会話が成立せず、常に何を言っているのか理解に苦しむことが殆どでした。

のんちゃんが会話ができるようになったのは、中学校に入るころ。
それから、沢山の経験を重ねて今ではキチンと話したいことを頭の中で整理して伝えることが出来ています。

ある日、私がのんちゃんに「本当に貴方は自分のことが理解できて偉いね」と話したことがありました。
すると、
「私ね4年生の時から、あれ?勉強が分からんて思いよったよ」
とのんちゃんが言うのです。

暫く、返す言葉が見つかりませんでした。

  • 何で早く気付いてあげられなかったんだろう

  • のんちゃんには沢山理不尽な思いをさせてしまった

  • そうか!だからのんちゃんに障害があることを伝えた時、彼女はスムーズに受容したんだ

様々なことが私の頭の中を駆け巡りました。
でも…
のんちゃんにかけた言葉は
「ごめんね。本当にごめんなさい」
でした。

消えない過去


そう。
のんちゃんに障害があるかもしれないと確信したのは、のんちゃんが小学4年生の10月。
オッチビを迎えに行った夕方18:30乳児園の駐車場。
10月だから外は真っ暗。
車のエンジンを切ると車内はヒンヤリ冷える季節。

相変わらずかかってくるのんちゃんの担任からの電話。
内容は、「算数がですねぇ」と出来ない事ばかりを並べられます。
この時、オッチビ1歳半で何らかの発達障害があるという事で療育を開始していました。


オッチビのことがあって、やっぱり勉強についていけていないのんちゃんの事が気になり、担任の先生に詰め寄るような形で「のんちゃん何かあるんじゃないですか?」と聞きました。
担任「グレーだと思います」←ハヨ言えよ💦いや私よハヨ気付け💦


毎年のんちゃんの担任の先生に「のんちゃん何かあるんじゃないですか?」のんちゃんが小学校に入学して担任の先生に何度も聞いてきた質問です。

しかし、返ってくる答えは「やればできる子ですから」
今思えば、そんなこと言って良いのは親だけなのにと思います。

担任の先生に「グレーだと思います」と言われた翌年、のんちゃんが軽度知的障害という事が判明。
自閉症スペクトラムと診断されたのは、その年の夏でした。
さて、そこから怒号の様な環境変化にのんちゃんの学校探し。

なんだかんだ、のんちゃんの頑張りと周囲の支えがあって無事に青春を満喫し、反抗期を迎えることが出来ています。

私たち夫婦が忘れてはいけない苦しみ


のんちゃんに障害があると分かり、正直ホッとしました。

  • なぜ勉強が進まないのか

  • なぜ宿題の意味を教えなきゃいけなかったのか

  • なぜ小学校の校門の前で私にしがみつきギャン泣きしたのか

  • なぜ忘れ物を毎日したのか

  • なぜお話が出来ないのか

数えきれないなぜがパラパラと落ちていくのが分かりました。
それと同時に襲ってきたのは、のんちゃんに育児としてしてきた事です。

  • 手をあげた日

  • 学校の校門でギャン泣きをするのんちゃんに怒鳴った事

  • 学校のことで嘘をついたとランドセルを玄関に放った日

  • 泣いたのんちゃんの顔

  • あんなに可愛かったのんちゃんを悲しみに染めてしまった

  • 嘘笑いをさせるようにしてしまった

  • 親の前で宿題を目の前でする事に委縮する心に体にしてしまった

  • 一生癒える事の無い傷を負わせてしまった

ものすごい勢いで沢山の事が襲い掛かってきましたが、そこから私たちが逃げる権利はありません。
のんちゃんに対しては、一生をかけて償うと心に決めています。     のんちゃんが一番苦しかった時に、向き合ってあげられなかった。

まとめ


軽度知的障害と自閉症スペクトラムがあるのんちゃんは、成長と共に言葉や会話を習得しました。
そこで明らかになったのんちゃんの過去は正直、辛いことのほうが多いです。
しかし、今回の記事に書いたように私達親が気付く前から自分自身のことが分かっていて、キチンと障害を受容できたという大人な一面を知ることが出来る瞬間もあります。
沢山の濃い経験をして17歳になった、のんちゃんは人の心を優しく包むお姉さんになりました。





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