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ワインの検品で生きる人たち

僕の初バイトについて

ワインの検品が僕の初バイトだったので、イオンのワインコーナに行くと自分が検品したワインがあるんじゃないかと思ってしまう

今回、新しいバイトを始めたタイミングでこの初バイトを思い出してみようと思う

1.そもそも、なぜこのバイトを選んだのか?

大学受験が終わってバイトを探す中で様々なバイトに応募したがどれも縁がなく、途方に暮れた僕は受かるであろう力仕事の検品バイトに応募した

お金が欲しかったというのが第一だが、大学生のうちにしかできない事をやりたかったというもの理由の一つにある

派遣会社に登録し日雇で仕事をするもので日給10500円だった(交通費なし)


読者の方はこの種のバイトをしたことがあるだろうか?

2.どんな仕事

仕事は海外から輸入されたワインを傷や気泡がないかなど検品しシールを貼って、段ボールに詰め直すという至ってシンプルなもので特別なスキルが必要になることはない

スーパーに並んでいる輸入ワインの裏ラベルは手作業で貼られたものがほとんどだと思う

機械の仕業かというほど並行ぴったりに貼られているが、手慣れている人はあの正確さかつものすごい速さでシールを貼る。これはマジである


もちろん力仕事であり、朝8時から夕方の5時まで立ちながらワインを抜き差しするので腕と足に深刻なダメージを食らう

朝から晩まで軽めのダンベルで修行することを想像していただくとわかりやすい

仕事場所が湾岸地帯にあるのでアクセスが悪い点もマイナスである


3.怖いお兄さんばかりの職場?

ここまで読み進めてきて、作業している人は怖いお兄さんばかりだろうと想像したかもしれないがそんなことはない

もちろんその種の人はいるが、大半が普通の(?)人たちである

例えば子育てをしながら仕事をする人や普通に働いている人、仕事のつなぎとして働いている人など、目的は違えど皆真っ当に生きている人たちである


僕はバイトとして休みの日を入れながら働いたが、週5で働いている人も多くいた

もちろんここで誰かを馬鹿にしたいわけじゃないが、僕の知らなかった世界を知ると共にその人たちの苦労を間近に感じた


このバイト以降、僕の世界を見る目は明らかに変わり自分の運の良さをはっきりと実感するようになった

✳︎✳︎✳︎

これが大まかな記憶である

今度は新しく塾講師を始めた、またいろんな人と会いたい

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