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私が鳥山先生なら、とうにペンを投げていると思う

「ドラゴンボール」の単行本が地元図書館にあるので、時々二巻ずつ借りては読み飛ばしています。

現在⑯まで目を通しました。

ちょっとした拷問…などと口にしたら鳥山先生から「そもそも思い入れないんだ」とあっさり返されそうなので口にしないとして、先ほどふと気づいたことをだらーっと述べてみます。

⑮で悟空の嫁希望・チチが出てきますね。このひと何となく高橋留美子キャラ臭くないですか? どこの方言かわからない方言で「ダーリ~ン」とか言い出しても違和感なさそう。

⑯で天下一武道会の会場から観客が一斉にいなくなって、悟空とその関係者と司会者兼審判さんのみ残るの。

画像はてきとーに拾ってきた

上の画像は公式サイトから拾ってきたものです。⑯ではマス目状のこのステージ以外は消滅してしまっていて、そのうえステージのあちこちに穴ぼこができています。悟空もピッコロ大魔王(のジュニアというか生まれ変わり)も空中戦つまりこのステージより垂直上の四角い空間のなかを「かめはめ波~!」とか死闘を繰り広げています。

ステージより先に下に足がついたら負け(なんだか大相撲のよう)という、実にシンプルな対戦ルールの下、わけのわからない念力ビームの応酬で空中戦と地上戦が交互に続く様は、作品世界がとうに破綻していながらもバトルが継続される限りはストーリーが続いていくというジャンプ魂を視覚化したものに思えてきます。

「ドラゴンボール」の破綻ぶりを、小学生男子の妄想パワーを追い風にして作者さんが熱いバトルに昇華してみせていると、そんな気がしました。


連載当時メイン消費者は小学校低学年の男の子たち? 男子って底なしに頭がBAKAなんだなぁ。

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