ことばの足跡
ことばが好きだ。
最近心からそう感じるから、
駅のホームに着いたらことばを綴ろうって
軽やかに歩く夕方4時30分。
スマートイコカで改札を抜けたとき、ふと考えたいことが思い浮かんだ。
僕はことばが好きだ。
僕は内面と向き合うことが好きだ。
でも、
「悩んだときには紙に書き出そう!」
には、なぜかまったく興味がわかなくて、いままでほとんどしてこなかった。
これ、なんでなんだろうって。
紙を使うとき、多分ぼくは悩みを整理しようとする。
それが楽しくなかったのかなって、すぐ浮かんできちゃった。
ことばを綴るとき、次にどんなことばが紡がれるのか、僕にもわからない。
だから、愛おしい。
どんなことばが生まれるんだろうって。
どんな内面が、ぼくにはあるんだろうって。
行きつく先に美しさを感じていて、
みちのりもこの上なく美しい。
だから、文章が好きなんだ。
ふらっと立ちよる思考も含めて、1本でことばが綴られていくから。
抱きしめたいことばや内面に触れるまでのその歩みが、足跡になって残っていく。
ことばの足跡にふれると、優しいきもちになる。
だからぼくは、ことばを紡ぐのが好きなんだ。
2024.3.27
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