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いちじくの試行錯誤

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無花果の試行錯誤の歴史を残しています。 常にわからないことだらけです...。でも頑張ります!
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#不登校

"よい教育"をつくる。とどける。無花果inc.を設立し、代表を譲ります。【プレスリリース前note】

はじまりは彼女のそんな一言からだったように思います。 僕たちは、「そんなことないよ」って言うために1つずついろんなものをつくってきました。 無花果ってなに?無花果は #よい教育 をつくる。とどける。プロジェクトの総称でした。 メディアをやったり、塾をやったりしつつも、今では、無花果もえぎフリースクール、無花果高等学園を運営し、大学等の教育機関とも連携しつつ「先生のためのAI先生」をつくりはじめてます。(こちらの正式なプレスリリースはもうしばらくお待ちください。結構すごい取り

「居場所」は家や学校だけじゃなくていい。僕は「あなたがただ居るだけでいい場所」を創る #羅針盤のつくりかた

「自分には居場所がない」。 そう感じる子どもや若者は、世の中に年々増えています。 内閣府が年度ごとに公開している「令和3年版子供・若者白書」によると、6割以上の若者が「職場は居場所になっていない」と感じ、半分以上の子どもが「学校が安心できる場所ではない」と感じています。 そして、「どこにも居場所がない」と感じる若者の割合は、平成16年度の3.8%から平成19年度には5.4%と増加しています。 地域や学校など、自分が生まれたときから決められている居場所、コミュニティに属し

不登校から慶應大学に合格した子の話

出会ったとき彼女は14歳だった。 聡明で整った外見をしている彼女の周りには、 「自分はこんなに有益だぞ。だから俺になびけ」 という大人が沢山いたように思う。 そんな大人を柔らかい笑顔で交わしつつ、味方にしていってる彼女はそこにいる誰よりも大人だった。 自分で企画し、同年代を巻き込み、大人を巻き込み、その当時の中高生で最大のイベントを開催。 自身が不登校になったことの構造的、心理的、社会的問題の究明のために大学に行くことを決意。総合型選抜でアッサリと慶應大学への合格を決

大幅増の『不登校29万人』についてちょっとだけ説明させて。

まず、朝日新聞さんのこちらの記事を見たとき、「不登校の原因はいじめだ」って思いませんでしたか? これどこにもそういう風に書いてないのですが、不登校ってところにあまり触れてない方はそのようにミスリードしちゃう可能性はあるなって思ってます(朝日新聞さんが悪いとかではないです)。 令和5年10月4日付けの文科省の公式な「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」を読むと、不登校の要因として一番多いのは『無気力・不安』です。50%以上の子

不登校はかんたんに騙せる。だから...

「不登校なんてかんたんに騙せるけぇ」 「なんであいつを学校に返したんだ?まだあと半年は引き伸ばせたはずだ。しっかりせぇ!」 「今、うちにこないと娘さん死にますよ?何を躊躇してるんですか?」 ── 仕事柄、学校以外の教育機関の人と接することも多い。 たいていの人は高い理想と清廉な心で子どもたちやその親御さんと向き合ってる。その方々はとても素敵。尊敬。 一方で「不登校」は騙しやすい。 今まで普通に学校に行ってた子が、突如学校に行かないと言い始めた。恥ずかしいやら情けな