LILY

大学生 オチのある話できるようになりたい    自分語りするの嫌いじゃないです

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最近の記事

ひとりよがり

 独善、自分勝手、自己中心的、ひとりよがり  言い方は色々あるけど、つまり自分のことだけ考えて他人を顧みないこと。最近よく目に付く特徴な気がする。 現代の「個人を尊重する」風潮は何も悪くない。軍隊のように型に押し込めて個を殺すことは日常的に生活をおくるうえでは不必要であり、伸び伸びとそれぞれが幸せを追求することは悪くない。しかし、「個人の尊重」を振りかざす悪がいることで良くない目を向けられる。   アルバイト時の髪色やアクセサリー 自由にするか一定の規定を設けるかはその仕

    • オリジナル

       オリジナルは絶対。汚してはいけない聖域。これはどんなものにおいても共通の認識であるべきだ。  漫画にアニメ、ゲームに小説、ドラマ、はたまた芸能人。様々なコンテンツで生まれる二次創作にもルームが存在する。  作者が存在を黙認しているものもあれば、二次創作における規定を定めるものなど様々だが、これらはすべて作品を愛する人々によって守られている。一般人でさえ守る「オリジナルの絶対領域」。  今回、業界によってこの領域が穢された。  オリジナルを生み出した作者は神だ。神を敬う心

      • ファーストキス

        「ファーストキスっていつ?てか、まだしたことない?」  中高生時代、友人との恋バナで毎回と言っていいほど出てきたこの話題。私の返答を聞くと、周りが気まずそうな雰囲気になるのに気づいてからは、適当に応えるようになった。  例えば、「初彼氏との◯回目のデート」  本当はそんなんじゃない。もっと前の小学校低学年まで遡る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー  住宅に住んでいた私は同世代の友人たちと毎日敷地内で遊んでいた。鬼ごっこにかくれんぼ、缶蹴りや自転車競走。そんなある日

        • 離別

           「別れ」が唐突にやってくるのは告げられる側であって、告げる側にとっての「別れ」は段階を踏んで近づいて来るものである。  浮気のような明確な原因があった場合は非を認めるほかないが、小さなモヤが積み重なった時が問題だ。  関係性を長く続けるためには、互いに何をされることが嫌なのかをきちんと話し合っておく必要がある。そうすることで地雷を踏む機会そのものをなくしていくことができる。  しかし、「小さいことだし、我慢出来ないほどじゃないから自分が我慢すればいいや」「嫌われたくないから

        ひとりよがり

          秋夜

           いつの間にか夏は私を置いて逝ってしまった。すうっと淋しい風が吹く夜。私の体温を奪う冷たいベールは、孤独をいっそう感じさせる。冷たい青を纏った月の下、指先から凍って身動きがとれなくなる。  こんな夜は心に開いた穴を風が吹き抜け、存在を無視出来ない。  嗚呼、からっぽだ。  嫌でも気付かされる己の心。ツライ現実だけが常に私に寄り添う。家族に親友、恋人がいようと埋まらない空虚。そこには何が入る?  ピースが見つからないまま時は過ぎ、今年も冷える季節がやってきそうだ。  

          依存

           「依存」ってよくないイメージ強いけど、人間だれしも多少は何かに依存して生きている。  良くないのは1つのことにだけ依存することであって、依存先を増やすことでそれぞれへの依存度は軽減するし、1つが駄目になっても他で補うことが出来る。  依存先は人でもものでもなんでも良くて、恋人、友人、ゲーム、……1つに絞らず色々なものに分けることが大事。    例えば、恋人だけに依存してるとき、恋人に拒絶されたら全てが終わりに感じてしまう。生きる指針が恋人だけだから。  ここで大事なるのは、

          倫理観のバグ

          元カレと付き合ってた時の話です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー    「あんたやっぱクズだよね」  親友から何度言われただろう。他人事のように笑って言われる言葉。傷つきはしないが、やはり人とズレていると実感させられる言葉。咎めることなく面白がる彼女でなければ、きっと素直に話すことはない。  わたしの倫理観はズレているらしい。これでズレてないと言われても困るぐらいには自覚しているが、なかなか変わるものでもない。  男女関係なくパーソナルスペース皆無のわたしは相手が嫌

          倫理観のバグ

           汚れてしまいたくなるときがある。何もわからなくなるくらいぐちゃぐちゃになりたくなる。理由なんて一つもなかった。その瞬間はとにかく汚れていたいと思った。  うちの家族は仲がいい。父と冗談を言い合い、姉妹でじゃれあってたまに喧嘩をする。そんなわきあいあいとした家だった。寂しさなんて微塵もなかった。寂しいはずがないと思っていた。私を邪魔者扱いする妹たちの発言。少し出来が悪く手を焼かせる妹を心配しながらもかわいがり、私のことは制限して縛る親。でもそんなことは認めたくなかった。認め