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冬の俳句。「#ささはい」応募します。

寒くてお布団からなかなか出られない日が続きますね。
今年最後の俳句を。

俳句には明るくないので、お手柔らかにお願いします。


結露拭き指先染みる冬の朝

冬の日課である結露拭き。雑巾に染み込んだ水滴が指先に触れて冷たい。結露ですら冷たくなったなぁ。窓を拭かなくても良くなる日が待ち遠しい。


窓を開け冬の息吹で肺満たす

行き詰まったときは、窓を開けて空気も頭の中もリセット。肺いっぱいに、冬の空気を吸い込む。まるで肺が刺されるかのように冷たいけれど、冬の空気は美味しく感じて好き。透明で、まっすぐだ。


おでん食べ曇る眼鏡と笑う君

湯気がもうもうと上がるおでんの鍋。具を取ろうと鍋を覗くと、あっという間に眼鏡が曇る。曇った視界の先で、ケラケラと楽しそうに笑う君。冬限定の、恒例の笑い。温かいのは、おでんだけではないようだ。


こんなところでしょうか。窓を拭かなくてもいい朝が待ち遠しいです。
みなさま、良いお年を。


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