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テレビに励まされて。

※一部、以前のブログをお読みいただいほうが話がわかりやすいかと。


ロキソンインを飲んだほうがいいのかな。
CMが流れている。
私が飲んだのはバファリンだ。


昼休みに上司の部屋の前で、立ち止まった。
結婚式の話は、夕方にすると決めていた。

気持ちの準備が出来ずに、仕事に戻った。

15時ころ、式の規模縮小を考えると自然と気持ちが溢れてきた。
誰にも悟られまいと、さっと涙を拭った。

この仕事を片付けて、話にいこうと思ったときだった。

頭に衝撃が走った。

ガーーン、ガーーンと痛みがくる。

立ってもいられず、丸椅子に倒れ込み、頭を抱えた。

久しぶりの偏頭痛だった。

小さい頃から悩みの種だった。

働きはじめてからは落ち着いて、生活に問題はなかった。

上司への相談は頭からなくなっていた。

先輩に寄り添われ、電車に乗った。

電車の中で、先輩は何も言わずに私の鞄を提げている。

質問はなく、本当に助かった。
話もしたくなかった。
声を発するたびに、音が頭にこだまする。

家につき、パジャマに着替え部屋の隅でうずくまった。

主人の帰りは、19時半を過ぎた時だった。
お弁当を買ってきて2人で食べだ。

一緒にいて欲しいと頼んだが、疲れていると部屋に入った。

1人シャワーを浴びて、ドライヤーで髪を乾かしていたら、主人が背後にいた。

「かまってあげなくて、ゴメンね。疲れが溜まってたんだね。寝室まで一緒に行くよ。」
エスコートして私を寝室に送った。

いつもの朝5時半のアラームで目が覚めた。
瞬間的にすっきりしたが、一時的だとわかった。

主人に休むことを伝えて、再び眠りについた。


7時のアラームで、起き上がり熱を計り36度で安心した。

LINEで会社に休みの連絡を入れた。

少ししてから、マツコの徘徊をみながら朝ごはんを食べた。

以前中野で新婚夫婦にマツコが出会った話だった。
ジゲンジというラーメン屋を営んでいた。そのラーメン屋が隣からの貰い火で火事になり、閉店を余儀なくされた。店舗はリニューアルして、3日目の出来事だった。
今は2人のお子さんと共に現在は鹿児島で暮らしているらしい。

後に店舗はHANABIというラーメン屋になった。

ラーメン屋の夫婦は前に進んでいる、と手紙で締められていた。


私は結婚式規模縮小で凹んでいる。
まだ、悲しむに値しないと感じた。
人によって悲しみはちがうが、自分の問題は生活に影響していないと励みになった。


ご飯を食べ終わって一息ついても小さなズキズキが頭に残る。

薬を飲んで少し寝た。

今はお昼で何を食べよう。
ロキソニンのCMを見ながらお昼を考えている。
テーブルの上のウーバーアーツにしようかな?


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