主人は裕福層。日本にいる金持ち息子たち。



主人の友達が家に遊びにきた。
彼は不動産に勤める社員で、金融の私たちとは生活リズムが違う。
休みの日に職場から電話がかかって来るほど忙しく働いているらしい。


彼と主人は大学の同じ学部で、学びを共にした友達の1人だ。
遊びに来てくれた友達は地方の出身で大学で上京してきた。
話を聞くと大学時代はアフィリエイトで稼ぎ、バイトはしたことがなかった。
大学を出たあとも、アフィリエイトやネット販売で生計を立て事業主をしていた。

ある日、会社員をして社会の勉強がしたいと思いたった。
中古バイクの販売店、飲食店の販売員を転々とし、今は不動産業に落ち着いた。
不動産の知識がついたらしく、我が家の金額を当てた。
サラリーマンで社会勉強する彼のプランは、確実に身になっていた。
職場環境は厳しくサービス残業は毎日あり、月の収入は公務員程度だと本人はいっていた。

彼は結婚式の友人スピーチを快く引き受けてくれた。
本人いわく、自信があるらしく楽しみである。

見た目は眼鏡をかけて色白、背は高くモテる感じだ。
ハキハキした好青年である。

結婚に関心はないようだ。
彼なら稼ぐ力もあるし、全然心配要らないだろう。
落ち着きがあり、しっかりしている。話し方も穏やかだ。
お見合いで仲買人が紹介したい、ちょうどいい感じの男性だ。

彼は一人っ子で、裕福な生活を与えられた印象だった。
彼の両親が大家さん業をしていることも教えてくれた。
また、うまくいっていない理由も彼は大いに理解していた。

主人の友人として、長い付き合いが望めそうだ。
将来の彼の大成も、とても興味がある。

主人の父親も不動産会社の経営者である。財産家で家は大きく、CDデビューもしている。
テレビで少し話題になっていた。

私はといえば田舎育ち、サラリーマンの父、3人兄弟の末っ子だ。
普通の生活ではあったが贅沢ではなかった。

主人は生まれも育ちも東京で、ここから離れたことがない。

もう1人結婚式に参加してくれる大学の友達も、一定以上のお金持ちらしい。
大学は金持ちの学校ではない。


類は友を呼ぶ。
やはり、裕福層同士で話が合い、友達になるのだろう。
外車は家にあるため、珍しくないし当たり前みたいだ。

将来この人たちはどのようになるのだろうか。
成り下がるのか、成り上がるのかはこれからの20年ないし30年が左右してくるのだろう。

お金持ちに共通している点は物知りだ。
稼ぎ方から、資産管理のしかたを心得ている。

家庭での見聞きが彼らのベースになり、親の無意識が教育になっていると思う。

投資や市場開拓、ネット社会に恐れはなく、稼ぐために当たり前と感じている。

「もし、…なったら…どうしよう。」と迷いがなく進み、確実に利益につなげる。

恐れは知識不足からくる。しっかり勉強をして備え、知っていれば恐れはなくなる。
安定の土台のもと前進していける。

子どもに学習費をだし、将来の期待をするのもいいが、
お金を使った結果を目の前で見せたほうが、よほどこどもの勉強になる。

海外で勉強させて大成を望みたくなるが、国は変わっても学生は学生だ。

「自分たちがみたことない景色を見せて、成功してくればいい◎」
を口にする親は、
無責任のプレッシャをかけていることを忘れてはいけない。

こどもへの期待の前に自分が稼げるようになることが1番のこどもの知識の蓄えになる。


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