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瀬戸市で出会った11匹の招き猫の思い出

2023年10月のとある金曜日。
青空が眩しい散歩しやすい日に、愛知県瀬戸市を訪れた。

尾張瀬戸駅


好きな作家の個展を観に来たのだ。
かわいい犬を描く方で、今回の個展で初めて販売した犬の置物も、ばっちり手に入れることができた。

かわいい~!


しかし、瀬戸市はどちらかというと『犬』よりも『猫』派らしい。
愛知県が招き猫の生産地として有名のようで、市内には『招き猫ミュージアム』という招き猫専門の博物館もある。
観光で巡った先でも、いたるところで招き猫を見かけた。

商店街のイベント名にも招き猫が


犬を求めて訪れた瀬戸市でたくさんの猫に出会い、心奪われるままに撮った写真。
なかでもお気に入りの11匹の招き猫を紹介したい。
私は元々猫が嫌いではないけれど、帰る頃にはさらに好きになっていた。
このnoteを読んだ誰かも、猫を(さらに)好きになってくれると嬉しい。


■瀬戸市で出会った招き猫たち


01.商店街で出会ったどっしりとした招き猫

個人的に『招き猫』と言われると、こういう顔のイメージがある

この招き猫は、『せと末広町商店街』にいる。
最寄りの尾張瀬戸駅から徒歩五分ほど。
大きな目だ。買い物に来た人々を爛々とした目つきで見つめている。
傍に椅子が置いてあるけれど、私はなんとなく隣に座る勇気がでなかった。


02.個展が行われていた場所で出会った『涅槃大招き猫』

とにかく大きい

個展は『STUDIO 894』という複合施設で行われており、その建物横の駐車場にこの大きな大きな猫がいる。
寝そべっているスペースに、車を数台とめられそうなほど大きい。
ぽかぽかと晴れていたので、のんびり幸せそうにひなたぼっこしているように見えた。

涅槃大招き猫についての説明
足の裏もチェック

ハートが描かれていてかわいい!


03.バス停のベンチにいたダブルピース猫

バスを待つ間一緒にいてくれる

『STUDIO 894』の近くにあるバス停で出会った。
瀬戸焼の青と、ほっぺたの淡い色がかわいらしい。
写真を撮った後に、「手だけ人間だ……」と気づいた。


04.『窯垣の小径』の入り口付近にある案内板に座っていた招き猫

左上に注目

案内板の上にちょこんと座っている。
招き猫の手をしているけれど、案内を確認する観光客のことはまったく気にしていない様子。

楽しそうな表情に見える

のんびり空を見上げて、自由な感じが猫っぽいかもしれない。
瀬戸焼のタイルを持っているので、一応仕事はしているのかも?
下から見上げると、短いあしをぶらぶらしているように見えてかわいい。


05.窯垣の小径に入ったところで出会った招き猫

左上に注目

こちらの招き猫は、角度によっては視線が合う。
入り口で会った子よりも大人しそうに見えるのは、木陰にいて周りが若干暗いからだろうか。

こちらの招き猫も瀬戸焼のタイルを持っている

行儀よく正座していてかわいい。
木陰でも、首元の鈴が金色に光って見えた。


06.窯垣の小径の途中で見かけた顔のない猫

猫はいつも左上にいる

窯垣に夢中で見逃しそうになった猫。
これは猫か……? と若干迷ったけれど、多分猫のはず。

下をのぞき込んでいるのか?

この首元の丸は鈴だろう、多分!
恐らくこの子も焼き物で、触ったら(触らないが)硬いはずなのだけど、不思議とふにゃふにゃして見える。
子猫のような心許ない雰囲気で、しばらくじっと見守ってしまった。落ちないでね……!


07.移動中に出会った看板からひょっこり招き猫

かくれんぼ中?

「た、たたた、立ってる!」と見つけた瞬間びっくりした猫。
短いあしと、丸いお腹、小さいお口。
きょとんとした顔で、看板を読む人々を見つめている。かわいい~!


08.『瀬戸蔵ミュージアム』の傍で出会った招き猫

「ようこそ~」と言ってそう

ふと見上げた時に招き猫がいると嬉しくなる。
かわいらしいサイズなので妖精のよう。
ミュージアムに立ち寄る観光客を優しく見守っているようでかわいい。
この子が一番『招き』猫という感じがした。


09.10.瀬戸蔵ミュージアム内で出会った招き猫たち

強そう

赤と黒の二匹の招き猫。なんだか貫禄があった。
首回りの飾りが色違いだったり、鈴も一つではなかったり、二匹ともおしゃれさん。

「負けるもんか」という力強い文字

ここまで強い意気込みを感じる招き猫を始めて見た。
この子が傍にいたら、絶対に負けないと思う。
黒猫を見て気合を入れた後、隣にいる赤猫の「無理せんでいいでね」という言葉に和む。いいコンビ。


11.観光中、普通の猫も見つけた

お散歩中

のんびりのんびり歩いていた。
普通の家の庭や玄関先などにも植木鉢と一緒に招き猫が並んでいたので、町全体で猫好きの方が多いのかな……という印象。
この町に住んでいたら、確かに自分の家にも招き猫を飾りたくなるかも。


■猫を見つけた後に

瀬戸市の猫をめいっぱい楽しんだ私は、招き猫を買って帰りたくなった。
瀬戸蔵ミュージアムには、瀬戸焼を購入できる窯元直販ショップがある。
こちらで吟味した結果……。


選ばれたスイカ猫

私は、この嬉しそうにスイカを抱える猫を手に取っていた。
招き猫じゃない。
でも……食べ物の中でスイカが一番好きだから……(?)

後ろ姿がニョロッとしていてかわいい


招き猫は、また瀬戸市に遊びに来た時に買おうと思う。
だからその日まで、棚に仲良く並んだ犬と猫を眺めていよう。

瀬戸市、すごくいい場所だった!

#わたしの旅行記


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