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旭山動物園の思い出(冬)で涼む

6月の終わり、関東でも梅雨が明けた。
とにかく暑い。暑くて暑くてたまらない。

洗濯物が乾くのを眺めながら白くまのアイスを食べていると、ふと冬に行った動物園の写真を見たくなった。
数年前の2月に、北海道の旭山動物園で撮った写真だ。

今日は、雪と動物の写真を見て涼もう。


■ホッキョクグマ

ほっきょくぐま館

関東にある動物園や水族館で、プールを泳ぐホッキョクグマを見たことはあったが、雪の上を堂々と歩く姿は初めて見た。

「これが正解だ」というしっくり感に、静かに感動した記憶がある。

雪の上を歩きまわる二頭

白くふさふさした毛で見えないが、ホッキョクグマは地肌が黒いという。白い体毛もよく見ると透明で、それは太陽の光を通すため。黒い地肌で太陽の光を吸収して、寒さを耐えるためだ。

人間も夏に黒い服を着ると暑い。ただ、紫外線を防止しようとすると黒い服を着た方が効果があるため悩ましい。

ホッキョクグマも、地肌が黒いなら夏はしんどいだろうな……と思いながら次の写真へ。


■シンリンオオカミ

オオカミの森

冬のオオカミは体毛がモフモフとしており、顔も若干丸く見える。
みんな優しい目をしていた。実家の犬を思い出す顔。

両側から迫られる

一匹モテモテの子(白い子)がいて、ずっと黒い二匹に追いかけられていた。

左上から見られている
ちゅっ

決定的瞬間。

オオカミの遠吠えが冬の空に響き、冷えた頬がピリピリと震えた。
今は外に出た瞬間じんわりと肌が汗ばむため、冬の寒さが恋しい。


■ペンギン

散歩中のペンギン

この日、積雪期にのみ実施されるという「ペンギンの散歩」に遭遇した。

ペンギンたちの運動不足解消が目的のイベントだ。道の両側から観光客に見守られながら、テチテチと歩くペンギンたちはまさにアイドル。
自分たちが可愛いと知っているとしか思えない完璧なファンサを披露してくれることがあり、何枚も写真を撮ってしまった。

他の観光客が映っていない角度の写真のみ載せていく。

飼育員さんとお散歩
ペンギンの行列
自動販売機だ!
自動販売機をチラチラ見ながら進んでいく
あ……っ
何を飲みたいのだろう

寒い中ペンギンたちの散歩を見守り、その可愛い背中を見送るという時間がとても幸せだった。体は寒いけれど、胸はポカポカしていた。

今は冬に撮った写真を見ながら、雪が積もる動物園を歩き回ったことを思い出したからだろうか。少しだけ涼しい気分になっている。



……気づけば、白くまのアイスも食べ終わっていた。
今年は夏の動物園か水族館で、暑さで溶けそうになりながらアイスを食べたいな。


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