「極上のエスプレッソ」のような本
「コーヒーの化学」を読んだ感想
コーヒーを知りたい人や、理系の人、知的冒険を楽しみたい人、コーヒーが好きな人たちに是非とも読んで頂きたい本です。
この本を書くために、筆者は1000以上もの文献を読み込んでいて、
内容の濃さは、まさに「極上のエスプレッソ」
中身の5割程度は理学的また医学的に説明されていて、あまりの情報量の多さとアプローチの角度から感銘を受けるとともに、読み進めるのも少しスローになります。
でも、それこそコーヒーをゆっくり傾けながらコーヒーに対する知識をゆっくり広げていくのは、素敵な時間の使い方かもしれません。
コーヒーノキ、種と品種、コーヒー豆の加工工程、歴史や栽培法、焙煎から抽出技術、そのほかにもありとあらゆるコーヒーの知識がたくさん詰まっています。
驚きエピソードなども散りばめられており、プロフェッショナルな部分とエピソード部分のバランスは読み物としてももちろん面白いです。
何も知らなかった僕のコーヒーの世界を、奥深くしてくれた作品でした。
2019.1.11
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