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学生出産を決めるまで


大学生人によっては高校生という立場で妊娠した場合、とにかく検索しまくってどうしたらよいか、自分と同じような人がいないか、焦って探すと思います。産むのか産まないのか、まずそこからスタートしなければなりません。
自分もまさにそういう立場の1人でした。
このnoteを見て、救える命とお母さんが増えたら、私は常にそう思っています。
*この記事は個人的意見だと思って読んでもらえると幸いです。コメントで質問があった場合は、答えられる範囲では回答しますが、難しいことは回答できかねます。

出産か中絶かの選択

さて、自分の将来設計も考えなくてはなりませんが、その前にとにかく出産か中絶か、どちらにするのかは妊娠している以上決めなくてはなりません。
お相手と連絡が取れるのであれば話し合って決めても良いかもしれませんが、決めるのは自分です。女性という性に生まれた以上決定権は他でもない自分です。
女性の方が、仮に手術にしたとしても、手術日とその前の受診(病院によってはもっと時間がかかる可能性)もあるので生活の支障なしには終われません。ましてや出産するのであれば、人生は大きく変わります。だからこそ、相手が言ったからや親がこう言ったからではなく自分で決めて欲しいです。

そして私の経験では、1つの目安として11週と6日までが迷える期間です。この期間が中絶した場合も死産届けを出さずに済むギリギリの期間です。これ以降はきちんと届け出を出さなければなりませんし、遅ければ遅いほど値段も(恐らく)身体の負担も上がります。その後はインターネットで調べたところ、法律で22週未満まで可能なようですが手術も陣痛を起こして出産というような形に変わるので苦痛も伴いそうです。(確かな情報ではないのでこれに関しては半信半疑で読んでください。)
ちなみに賛否ありそうですが、中絶手術が11週と6日までであれば全身麻酔で処置自体は10分かからないそうなので痛みとかは全くありません。寝て起きたら終わってます。ただ病院によって手術法も違って体への負担度合いも違ったりするので本当に中絶する場合はよく調べてください。

検査薬だけで妊娠がわかっているだけの人、線が曖昧でわからなかったという人は、とにかく病院に行って週数を確かめてください。病院に行くと、赤ちゃんがいるのか、子宮外妊娠などそもそも選択権がないのかはっきりします。まず検査薬で陽性で、焦っているだけではことは変わらないので一刻も早く病院に行ってください。ここで病院に行くお金がない、という場合は行政への相談か病院に直接電話等で相談して手段を聞く等しかないのかな…と思います。ここで、産婦人科といっても様々な病院があるので自分が通える範囲で色々なところをきちんと探して納得できる病院を探してください。最初の検査で妊娠の正誤や週数を聞くのはどこでもいいと思いますが、その後の手術や対応は絶対にクチコミが良いところが良いと思います。あまり良くないところだと、やたら高かったり、先生が寄り添ってくれず怒られたり…ということもありました。

出産を決定した時

そして自分の場合、検査薬でわかってからすぐに病院に行き週数を確かめたところ6週くらいだったので、検討することを伝えそこからかなり迷っていました。通常でも妊娠がわかってから1~2週間に1回は病院に行かなければならないので、ずっと迷っていることを伝えると、第一段階で迷えるギリギリの11週と6日で手術の予約を取り、当日まで迷ってくださいねという措置にしてもらうことができました。
当日手術を決めるのであれば手術だし、出産するのであれば通常の検査にしますと。
最終的に、産んでから養子縁組に出すということも視野に入れて出産を決定しました。結論で言うと正直心は決まっていなかったのですが、妊娠SOSのような団体の方とも連絡を取りながらそういう選択肢もあると聞き、事前に養子縁組の団体とも繋げてもらうところまで準備をして、自分の子どもである以上生を受けさせてあげたいと最終的に思い、出産はすることにしました。
ちなみに私の場合、両親には話していたし、相手の方とはずっと相談していて相手は産んで欲しいという意見のみで養育費も払うという了承は取れていました。
ただ、もちろん母親は若いうちにそんなに苦労しなくてもという1意見、父親は完全に私の意思に任せるという姿勢でした。母親は泣かせてしまいましたが、両親ともに本当に理解があるというのはありがたかったと思います。(子どもが生まれてからも全面的に協力してくれています。)
正直この段階で大学をどうするか、将来設計どうするか、なんて考えられていませんでした。産むか産まないかのタイムリミットが短すぎて他のことが考えられなかったので…

妊娠報告

そして妊娠の継続を決めた場合、両親は手術しようか迷っていた当日も一緒にいてくれていたので報告は不要でしたが、大学の先生や親戚には後々報告しなければなりません。
私の場合は大学の先生にも出産するかどうか相談していたので、すぐに報告して今後のことも相談してかなり助けてもらいました。一番お世話になっている先生は、こんな状況下の出産になるのにも関わらず一番におめでとうと言ってもらえました。
厳しいことをいうと、両親もそうですが本来おめでたいことでも学生出産・未婚出産はおめでとうと言われることは少ないし、自分でも全然おめでたくなんかないと思っていました。でも実際おめでとうと言われると涙が出るほど嬉しいです。
親戚はもう賛否両論、そんな子戸籍はあるの?なんて言われたりもしました。
友達はみんな、赤ちゃん楽しみ!と言ってくれたり長くお世話になった他の先生方は、私の決めたことだから応援するよという反応を頂いたり。
自分が窮地に追い込まれて初めて、周りのあたたかさに気づきました。このことがなければ、自分の恵まれた環境や周りに感謝する機会はないだろうなと思うと本当に貴重な経験です。
それまで私は1人で頑張ってきたしこれからも登り続けてやる、なんて思ってましたが(笑)、周りに支えられていることを痛いほど実感した出来事でした。これは私が出産して良かったことの一つで、人生を見つめ直すきっかけになったと思います。

次回の記事

ここまでで妊娠がわかって出産を決めるまでと周りへの報告を書きましたが、
次回は大学の授業と妊娠生活の両立を書こうかなと思います。
初回の予定から全然違う項目ですみません。
随分赤裸々に書きましたが、賛否あることはわかりつつ批判コメントなど来ないことを祈ります。
そして何より、妊娠してとにかく困っている、という状況の人に届いて欲しいです。極秘出産や赤ちゃんポストもあるので、1人で抱え込んで辛い思いをした上で事件になるより、このnoteを見て行動が変わればその人も赤ちゃんも救えるよなあ…と。一歩間違えれば自分もそうなる可能性が少なからずあったと思うと、とても他人事ではいられません。


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