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■vol.78【4パチ部門市場予測】1月現在の市場を数値で分析してみる

昨日の投稿では種別で現在の市場を分析しています。本日は【4パチ部門】に絞って分析し、現在の市場動向の可視化を行うことで今後の課題解決につなげていきたいと思います。


―まず4パチ市場客数の推移から(4パチと20スロの相関性のある高貸部門のみ)

こちらは昨年1月から現在2023年1月12日(金)までの市場客数の推移を示したグラフです(※縦軸が客数ですが、参考値のため実際の市場客数とは異なっています)。

4パチ客数の推移グラフ

昨年1月から現在にかけて
【4パチ客数は±0】
【ハイミドル客数は+900】
【ミドル客数は▲800】
【ライト客数は±0】
【甘デジ客数は▲400】
【羽根・特殊客数は+400】
【ミドル海客数は+300】
【ライト海客数は+100】
【甘海客数は±0】
4パチ客数は1年間で増えも減りもしていないことがわかります。

続いて(客数シェア)と(台数シェア)の推移グラフです。
※4パチ20スロ部門の合算
(4パチ客数シェアの推移グラフ)

4パチ客数シェアの推移グラフ

4パチ客数シェアは昨年1月から現在にかけて
【4パチ客数シェアは▲2.1%】
【ハイミドル客数シェアは▲0.6%】
【ミドル客数シェアは▲0.8%】
【ライト客数シェアは▲0.3%】
【甘デジ客数シェアは▲0.5%】
【羽根・特殊客数シェアは+0.2%】
【ミドル海客数シェアは±0】
【ライト海客数シェアは+0.1%】
【甘海客数シェアは+0.1%】

4パチ部門全体で客数シェア▲2.1%となり、その内訳は「ハイミドル」「ミドル」「ライト」「甘デジ」が客数シェア減少となっています。そして「海シリーズ」「羽根・特殊」はほぼ客数シェアが変わっていないことから、4パチ部門から20スロ部門へ2%程度の客数が流出していることがわかります。

(4パチ台数シェアの推移グラフ)

4パチ台数シェアの推移グラフ

4パチ台数シェアは昨年1月から現在にかけて
【4パチ台数シェアは+0.1%】
【ハイミドル台数シェアは+0.3%】
【ミドル台数シェアは▲0.3%】
【ライト台数シェアは+0.3%】
【甘デジ台数シェアは▲0.4%】
【羽根・特殊台数シェアは+0.6%】
【ミドル海台数シェアは+0.1%】
【ライト海台数シェアは▲0.2%】
【甘海台数シェアは▲0.2%】

となっており、4パチ部門内でそれぞれ台数比率が変化しています。「羽根・特殊」部門に関しては12月新台「Pアズールレーン:羽根・特殊部門」が導入されたことで台数シェアが上昇しています。

続いてこれらから4パチ市場の支持率をみていきます。支持率の公式は
(客数シェア÷台数シェア=支持率)
のため、昨年1月から現在2023年1月までの4パチ部門における支持率の市場推移は以下のようになります。

4パチの各タイプ別支持率の推移グラフ

4パチの各タイプ別支持率は
【4パチ支持率は88.2%から77.4%へ▲10.8%】
【ハイミドル支持率は106%から95.3%へ▲10.7%】
【ミドル支持率は92.2%から53.6%へ▲38.6%】

【ライト支持率は61.7%から54.5%へ▲7.2%】
【甘デジ支持率は62.5%から54.2%へ▲8.3%】
【羽根・特殊支持率は71.7%から48.4%へ▲23.3%】
【ミドル海支持率は85.3%から83.1%へ▲2.2%】
【ライト海支持率は76.1%から72.5%へ▲3.6%】
【甘海支持率は66.3%から66.8%へ+0.5%】

全体的に支持率減少となっていますが、特に「ミドル」「羽根・特殊」など継続的に新機種の供給がなされない部門の減少が顕著となっていることがわかります。

4パチ部門における客数シェアと台数シェアの動きを再掲載します。

客数シェアは
【4パチ客数シェアは▲2.1%】
【ハイミドル客数シェアは▲0.6%】
【ミドル客数シェアは▲0.8%】
【ライト客数シェアは▲0.3%】
【甘デジ客数シェアは▲0.5%】
【羽根・特殊客数シェアは+0.2%】
【ミドル海客数シェアは±0】
【ライト海客数シェアは+0.1%】
【甘海客数シェアは+0.1%】

台数シェアは
【4パチ台数シェアは+0.1%】
【ハイミドル台数シェアは+0.3%】
【ミドル台数シェアは▲0.3%】
【ライト台数シェアは+0.3%】
【甘デジ台数シェアは▲0.4%】
【羽根・特殊台数シェアは+0.6%】
【ミドル海台数シェアは+0.1%】
【ライト海台数シェアは▲0.2%】
【甘海台数シェアは▲0.2%】

このことからそれぞれの支持率が”変化した要因”

【ハイミドル部門は客数減少にも関わらず供給が続いている=供給過多】
【ミドル部門の台数減少よりも客数減少幅が大きい=設置台数過多】
【ライト部門は客数減少傾向にも関わらず供給の方が若干多い=若干の供給過多】
【甘デジ部門は客数減少に伴って設置台数減少も減っているがそれでも=設置台数過多】
【羽根・特殊部門の客数上昇幅よりも供給が多い=供給過多】


―まとめると

4パチ部門全体で客数シェア減少が続いており、それはすべてのタイプ別での課題となっています。そしてその課題を解決するためには【4パチ部門自体の設置台数を減らす必要がある】と言えます。しかしながら現実的ではないため、妥協策としては上記より”設置台数過多”である「ミドル部門」「甘デジ部門」の設置台数を減らすことを優先する上で、どれか一つでも”自店の強味を伸ばすこと”に並行して取り組んでいく必要があります。前述の数値からわかるように”4パチ部門全体の客数減少は下げ止まらないため、市場の流れに任せた場合4パチ部門だけでは構造的に修正不可能な状況”です。放っておくと4パチ部門の客数減少は止まりません。頼りの「ハイミドル」もすでに供給過多であるため、これ以上の供給は確実に費用対効果が悪くなることになっていきます。

明日は20スロ部門の(市場客数)(客数シェア)(台数シェア)(タイプ別支持率)の推移をみていき、そして具体的な対策について考察していきたいと思います。これらの状況から、2023年に市場が進む方向はわかっています。あとはそれに対策していくだけです。そしてやるべきことは明確です。

2023年の業績アップに向け、前向きに進んでいきましょう!

P業界の准教授@Pラボラトリー
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