vol.334|あっという間に9月も終わり。。。来年を見据えた営業の時期へ
あっという間に9月も終わり。。。
ということで2023年1月~9月現在までの全国稼働推移を、まずは。
(稼働推移)
(増減率)
8月対比で全種別の稼働が減少していることがわかります。これは8月(=お盆商戦/繁忙期)に対して9月(=閑散期突入)のため、市場のお客様の動きとしては、ごく自然なものとなります。
続いて(稼働シェア)の推移をみていきます。
(稼働シェア推移)
(シェア増減率)
9月黄色箇所は前月対比100%超えの種別/分野です。
(1P)=低単価トレンドのため?
(20S)=S新機種あり
(5S)=低単価トレンドのため?
(スマパチ)=P新機種あり
(ミドル)=P新機種あり
(ライト)=P新機種あり
(ちょいパチ)=低単価トレンドのため?
(ミドル海)=低単価トレンドのため?
(ライト海)=低単価トレンドのため?
(ART/AT)=S新機種あり
(ジャグラー)=低単価トレンドのため?
極端にわかりやすく一言コメントをしています。
これらが示すように、市場全体で、全種別が稼働を下げている中で、相対的な結果として
【PS新機種リリースがあった分野はシェアアップ】
【低単価分野はシェアアップ(※新機種のリリースなしにもかかわらず)】
となっています。
気になるのは「ハイミドル」です。「Pリング」のリリースがあり、ある程度の数値にもかかわらず、「ハイミドル」の平均稼働は大きく減少しています。環境要因(閑散期)と「eソードアートオンライン」の影響が推察されます。「Pかぐや様は告らせたい」「Pありふれた職業で世界最強」などの新規タイトルが控えていますが、スマパチのリリース(年末にはeエヴァ16)が控えており、小さくない影響があると考えられます。
このような状況を想定した上では、やはり【低単価分野】の長期視点でのケアや育成が今後の営業の重要なポイントになっていくのではないでしょうか。
ざっくりざっくり分けると
(Pメイン機種)
・PエヴァPリゼロはP全体稼働シェアの22%を保有も、ここが天。台数シェアが増えすぎており、飽和状態。
・薄利にすることや、イベントの実施による稼働アップ施策は効果がありますが、物理的に台数が増えすぎているため、目標数値の水準は下げておく必要がある。
・次機種待ちの状態(eシンエヴァ?eリゼロ?)
(Pサブ機種)=eSAO(P北斗暴凶星、P炎炎はもう厳しいか。。。)
・ここは基本的に移り変わりが早いグループ。
・増台するなら早いタイミングが良いが、初動のみのケースも多く判断が難しいグループ
・話題性や新規性(新規コンテンツ)がある機種は積極的な導入が効果的も、過剰に入れると、初動以降に負担が大きくなるため、最も繊細なグループ(話題性高い!地域最大台数で買う!みたいなのはもう時代遅れ。。。)。
ここを最も慎重に判断しないと負担が少しづつ蓄積されていくので、あとあと自店舗の選択肢を大きく狭めることに。
・Pかぐや様、Pありふれた職業、Pバカボン、Pリング、e義風堂々などが候補に?
(P安定機種)
・「海シリーズ」はやはり手堅い。前述の部門/分野/機種はトレンド期間が過ぎると必然的に移り変わるが「海シリーズ」はほぼ固定。注力する店舗が少なく、相対的にテコ入れしやすく、結果が出やすい分野。結果が出るまでに時間がかかるため、すぐにあきらめる店舗が多いことが最大の魅力。
特に「ミドル海」はP全体稼働シェアの13%程度を保有しており、直近で上昇傾向。台数シェア11%程度。供給が制限されているため、稼働や売上の予測は立てやすいところも魅力。
・次は「P大海5ブラックライト」?
(P世代別ターゲット機種)
・「Pリング3」50~60代以上の固定ファン確保のため
・「P天才バカボン7」「e義風堂々」40~50代以上の固定ファン確保のため
・「eSAO」20~30代の固定ファン確保のため
※ボリュームの最も多いメイン世代30~40代は機種多すぎて常に流動するためヒット機待ちの状態
(Sメイン機種)
・L北斗SカバネリはS全体稼働シェアの16%程度を保有も、ここが天。徐々にシェアは減少中。
・薄利にすることや、イベントの実施による稼働アップ施策は効果がありますが、次機種新台に流れる顧客行動は変わらないため、目標数値の水準は常に下げていく必要がある。
・次機種待ちの状態(Lまどマギ?L絆?)
(Sサブ機種)=L戦国乙女、L銭形、Lヴァルヴレイヴ、S沖ドキGOLD
・ここは基本的に移り変わりが早いグループ。
・増台するなら早いタイミングが良いが、初動のみのケースも多く判断が難しいグループ
・話題性や新規性(新規コンテンツ)がある機種は積極的な導入が効果的も、過剰に入れると、初動以降に負担が大きくなるため、最も繊細なグループ(話題性高い!地域最大台数で買う!みたいなのはもう時代遅れ。。。)。
ここを最も慎重に判断しないと負担が少しづつ蓄積されていくので、あとあと自店舗の選択肢を大きく狭めることに。
・L転スラ、Lとある魔術の禁書目録、Lモンキーターンなどが候補に?
(S安定機種)
・「ジャグラーシリーズ」はS市場全体の30%程度を保有。新ジャグが出るたびに台数シェアが増えており、現在30%程度まで上昇。しかしながらメーカー側もシェアと稼働の供給バランスに配慮しており、メーカー側からの販売促進、稼働促進のアプローチがある。
特に現在のような閑散期は相対的にシェアが上がりやすい特性を持っているため、恒久的に最優先でケアを行う必要がある。
・「5S分野」はPS市場全体の3%程度の打込シェア、4%程度の台数シェアを保有。2022年7月(6.5号機リリース月)から台数シェアは変わらず、打込シェアは2.4%から3%まで上昇中。C単価も上がっていることから、現在は投資効率が高い種別。
・「AタイプRTタイプ」は「6.5号機、スマスロ」の登場で大きく打込シェア、台数シェア減少(2022年7月5.9%、9.2%)→(2023年9月2.9%、4.5%)。しかしながら直近の低単価トレンドにより、(※この分野には含まれないが)「S戦国恋姫」「SコードギアスCC&カレン」「Sファミスタ」や次の新機種「Sエウレカ」にも注目しておきたいグループ。
(S世代別ターゲット機種)
・スロットはこの世代別のターゲティングが課題ではないか?(世代別=機種タイプになっている、ジャグラーは世代混在も基本的に年齢層高め、スマスロは20~40代と幅広く)
・ボリュームの最も多いメイン世代30~40代向けの機種が多すぎて常に流動していくため慢性的なヒット機待ちの状態
では本日もさっそく行きましょう!
(パチンコ新機種)
(スロット新機種)
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