見出し画像

■vol.16【事後評価】スマスロ登場直前に今までの6.5号機振返ってみた

―現在販売されている「6.5号機(7月以降)」は

7月3日 S甲鉄城のカバネリ ZR
8月7日  S新鬼武者2 ZC
7月3日  S犬夜叉 CAN
7月3日  SアクエリオンD R
11月6日 Sとある科学の超電磁砲 FB
10月2日 SバイオハザードRE:2 XB
9月4日  SスーパーリオエースCC
9月4日  Sペルソナ5 FR
7月31日 S黄門ちゃま喝2L1
7月31日 S FAIRY TAIL XX FA
8月21日 S閃乱カグラBURSTUP /L4
7月18日 S鉄拳5 DC
10月2日 Sハードボイルド XX
11月6日 Sハナビゼッケイ /BH
9月4日  Sボンバーガール PM
8月7日  S政宗 戦極 A5
10月2日 S笑ゥせぇるすまん4 KH
10月16日 Sまほいく NB
9月19日 SBOOWY SV
11月6日 S鉄拳4デビルバージョン TCD

となります。ここに独断と偏見で事後評価を行い、今後の機種ごとの今後の見通し的なものを記載していきたいと思います(※独自調べデータに基づいた独断と偏見です)

―見通しと事後評価と

(1:S甲鉄城のカバネリ ZR)
80週以上貢献が続いている「Sバイオハザード7」、また「Sバジリスク絆2」の支持率を遥かに上回った動きをしています。そのため、おそらく「スマスロ」登場以降もメイン機種の一画を担う可能性が極めて高い機種です。「でも、もしかしたら急落するかも…」とかは杞憂です。前述の「Sバイオ」「S絆2」が覇権を握っていた時期に同2機種が他のS新台を寄せ付けていなかったことがそれを証明しており、「Sカバネリ」においてはその時期の同2機種の支持率を遥かに上回っているためです。”2%程度の期待”に高額を支払うくらいであれば”確実な現在”に投資するべきです。

(2:S新鬼武者2 ZC)
こちらも前述の「Sカバネリ」と同じく「Sバイオハザード7」、また「Sバジリスク絆2」の支持率を遥かに上回った動きをしています。おそらく「スマスロ」登場以降も一定以上のシェアを確保するちと思われます。しかし「Sカバネリ」の数値には及んでいないこと、また、より高額であることを考慮すると「Sカバネリ」に軍配があがることになります。

(3:S犬夜叉 CAN)
「6.5号機」初期の良い波に乗り、貢献を伸ばした機種です。特に「万枚突破」のイメージをつけてくれたことは今のスロットサイクルの火付け役として大きな役割を担ってくれた機種です。ただ、C単価が3.6円と非常に高いことがゲーム性にも反映されており、このような高単価スペックが高い稼働を保ち続けることが難しいことを証明しています。今後はイベント時の高射幸系機種としてのポジションを確立することで、過去でいう「凱旋」「ハーデス」に近い位置付けになると思われます。同時期に登場した「Sカバネリ」や「S新鬼武者」が瞬間的な出玉性能で劣るものの、途中から同機を上回る支持率となっていったことがそれを証明しています。

(4:SアクエリオンD R)
「6.5号機」初期の良い波に乗り、貢献を伸ばした機種です。同じくらいの出玉性能であれば、より出玉率の高い「Sカバネリ」「S新鬼武者」に軍配が上がった結果と考えられます。
非常にオーソドックスで万人受けする機種であるがゆえに、後発機種に埋もれていくことになりそうです。

―ここから上の機種と下では大きな差がある

(5:Sとある科学の超電磁砲 FB)
(6:SバイオハザードRE:2 XB)
以降7位未満の機種とは差がつきそうですが、4位以上の機種には届きそうにありません。その理由は、上位4機種は登場時期的に圧倒的に有利な状態だったこと、またこのあと「スマスロ」が控えていることが挙げられます。販売時期が違えば上位4機種と争っていたのではないかと思われます。「Sとある科学の超電磁砲」はATまでが2段階突破型であること、「SバイオRE2」はA+ATフローで出玉を獲得するタイプであることがゲーム性での懸念点ですが、それよりも登場時期の要素が大きいのではないかと考えています。また今は「Sカバネリ」「S新鬼武者」に設定をある程度入れる時期にきていることも稼働を伸ばしにくいポイントです(初期段階では6.5号機に設定を入れなくても稼働したが、今は違う)
後発機である以上、上位に食い込むポテンシャルを持っていたとしても、運用するホール側からするとそのすべてに設定を入れることは困難です。そのポイントも含めて「Sカバネリ」「S新鬼武者」は“先発であったこと”が大きなメリットになっていると言えます。

―ここからはさらに差がある

(7:SスーパーリオエースCC)
版権が”リオ”でなければもう少し良いところまでいったのではないか…。ゲーム性は悪くないと思う。

(8:Sペルソナ5 FR)
これは前述した「SバイオRE2」、また後述する「S鉄拳5」他と同じ理由で(A+AT)であることは、お客様が遊技意欲を削がれる大きな要因であると考えられます。このタイプは叩きどころが多く、多いわりに各叩きどころの期待値が低いため、”遊技していて疲れる”と思われます。どちらかと言えば6.4号機以前の機種と出玉獲得の感覚が近くなります。お客様側からの視点だと「6.5号機になったことのメリットが活かされていない」と映ってしまうのではないでしょうか。これは射幸性アップのトレンドとは逆行するため、やはり受け入れられにくいものであると思われます。

(9:S黄門ちゃま喝2L1)
(10:S FAIRY TAIL XX FA)
(11:S閃乱カグラBURSTUP /L4)

「6.5号機」初期の良い波に乗り、貢献を伸ばした機種です。登場時期が異なっていたら短命で終わっていたと思われます。あまり同3機種のゲーム性の比較などはしない方がよいと思います。「タイミングが良かった」機種です。

(12:S鉄拳5 DC)
同機も「6.5号機」初期の良い波に乗り、貢献を伸ばした機種であったと考えています。前述の「Sペルソナ」ようにA+AT機は射幸性アップがトレンドの現在にはあっていなかったと思われます。6.5号機導入初期の同時期に本機のようなタイプがリリースされたおかげで(高射幸時期にA+ATタイプは基本的にNGである)という検証が行えたことは非常に大きかったと考えます。

(13:Sハードボイルド XX)
(14:Sハナビゼッケイ /BH)

「Sガメラ」「Sピンクパンサー」「Sマッピー」などが稼働面で高実績を残したため大きく期待がかかった機種です。しかしながら、前述に記載の通り(高射幸時期に低射幸性のゲーム性は受け入れられにくい)ことが証明された結果となります。お客様は6.5号機に「2400枚突破」また「万枚達成」のイメージを強く持っています。今はすでに6.4号機以前の低射幸性時代ではありません。そのため6.4号機以前に実現可能なゲーム性は多くのお客様に合わなかったと考えられます(とはいえ、後述のようにゲーム性を無視し、C単価だけがブチ上がった機種はNGのようです。何事もバランス、中庸が大切)

―ゲーム性が破綻している

(15:Sボンバーガール PM)
A+ATタイプであることに加えて、リミット到達後の性能に重きを置きすぎたため、多くの方が多くの時間に滞在することになる通常遊技、通常AT中のゲームバランスが破綻しています。同機の結果も(A+ATはNG)(通常とAT、リミットの出玉バランス)が重要であることを証明しています。来週登場予定のスマスロ「Lバキ強くなりたければ喰らえ!」も同様のゲーム性であることにも注目です。スマスロはゲーム性の幅が拡がるのであって射幸性が爆上がりするわけではないので。

(16:S政宗 戦極 A5)
こちらもC単価が高く、お客様にとって通常時と通常AT、特化ゾーン、引戻しのトータルバランスが偏っていたため、受け入れられにくい機種であったと考えられます。来週登場予定の「Lヴァルヴレイヴ」が出玉バランスのイメージとしては近いものになるのではないでしょうか。

(17:S笑ゥせぇるすまん4 KH)
ゲーム性、出玉力、コンテンツどう考えても動くわけがない機種ですが、この頃はほぼすべての6.5号機が好調であったため、ミスリードとなった機種です

(18:Sまほいく NB)
前述機種の悪いところをすべて詰め込んだ機種です。低射幸性、技術介入による遊技層の限定、出玉力不足。

(19:SBOOWY SV)
GODinGODinGODしてもリミットで切られるのに凱旋やハーデスになるわけがない。C単価だけが高くゲーム性が破綻している機種。販売サイドの販売戦略勝ち。

(20:S鉄拳4デビルバージョン TCD)
C単価を高くしてもゲーム性とのバランスが取れていないとお客様はリターンよりもリスクの方が大きいと感じてしまうことを証明しています。演出の使い回し、ゲーム性、動く可能性は極めて低かった機種であり、こちらも販売サイドの販売戦略勝ちと言えます。

以上が6.5号機稼働番付です。上(1~20)から貢献期間が長いと予想する順に記載しています。

―まとめ

・「Sカバネリ」「S新鬼武者」の好調は時期的な”運”の要素も大きい
・「Sカバネリ」はスマスロ登場後もメイン機になる
・高射幸性がクローズアップされている時期に(A+AT)(技術介入)(低射幸)は基本NG
・高射幸性でも通常、通常AT、リミット到達、貫通のトータルバランスが必要。
・「Lバキ=Sボンバーガール」「Lヴヴヴ=S政宗」?ゲームバランスが不安。注目。

繰り返しになりますが、S新台の短期的、単発的な結果に関わらずスロット市場は”短期サイクル”として盛り上がることは確実です。それにより”パチンコ市場が一時的なダウンサイクル”になることも。そしてわれわれ業界サイドも、お客様サイドもスロット市場に注目が集中し、資源が投資されていくことも。

重要なのは、それらスロット市場の盛り上がりによって、それ以外の市場のニーズ(お客様のニーズ)がどのように変化するのか、ということです。スロット市場のニーズが上がることはわかり切っていますが、それ以外にもお客様(ニーズ)は”存在し続け”ます。

”スロット市場以外の市場ニース”はどのようになっていくのでしょうか?

P業界の准教授@Pラボラトリー
―――――――――――――――――――――
Twitterフォローと(記事へのいいね!)も良ければお願いいたします。
(P業界の准教授@Pラボラトリー@1Q841978)
定期購読サブスク、有料noteの販売も開始予定です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
今後も応援していただけると嬉しいです!

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!