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■vol.21【営業提案】実はスマスロ導入後はこっちの方が重要だと思う。

―スマスロ、いよいよ登場!

来週から「スマートスロット機」の導入が開始されるため、市場に小さくない変化が起こることが予想されます。
 
「スマスロ」も「P新台」も「S新台」も設置して、最低限の外部告知をすれば人は集まってくれます。しかしながらそれは全国の店舗でも同じことです。
 
そこで今回はレッドオーシャンになることがすでに確実な市場に注目するのではなく、新しいモノ、コトによって影響を受けないであろう機種や部門、遊技層に注目し、ケアしていく方法などを考えていきたいと思います。それは主に以下のようになると考えています。
 
・長期トレンドとしてシェアの変化しない「海」「ジャグラー」の客数を少しずつでも増やす営業
・ハイミドル部門のお客様を最大限囲い込むために「ミドル&ライトミドル」を減らす
・年明けのこともいまから準備しておく

これらは来週からの「スマスロ」導入、また年末年始の繁忙期営業に際して重要なポイントとなります。どうしても行動心理的に新しいモノ(スマスロ、新台)に目がいってしまいますが、ここではあえて灯台下暗しということで、まずは足元のお客様から再度見直しておきたいと思います。

最初に「原点回帰」ということで各種別における打込シェアと台数シェアを見ていきます。

―4パチ部門について

以下8機種で全体の(打込シェア42%)(台数シェア27%)を占めています。
Pリゼロ
Pヱヴァ15
PガンダムUC
P海物語E
P沖海5
P大海スペシャルブラック
PA大海スペシャルRBA
P沖海夜桜旋風

上記はその多くが「海シリーズ」であることに注目です。変化が激しい時期だからこそ、変化しないモノを大切にしていきたいと考えています。

―20スロ部門について

以下7機種で全体の(打込シェア46%)(台数シェア37%)を占めています。
Sカバネリ
S犬夜叉
Sアクエリオン
S番長ゼロ
Sマイジャグラー5
Sファンキージャグラー2
SアイムジャグラーEXTP

20スロはやはり「ジャグラーシリーズ」の占めるシェアが圧倒的です。
同シリーズは1次遊技の遊技層はもちろんですが、他機種/部門との相関が極めて強いため2次遊技機種として選択されるお客様も多い傾向があります。そのため、同シリーズの総客数を増やしておくことは、結果的に他機種/部門の見込み客数を確保しておくことに繋がります。

―1パチ部門について

以下8機種で全体の(打込シェア39%)(台数シェア25%)を占めています。
P海物語E
P沖海5
P大海スペシャルブラック
PA大海スペシャルRBA
Pまわるん大海スペシャルRBA
PA海物語3R2F
PA海物語3R2スペシャルMBA
PA沖海5SBA

1P部門は圧倒的に「海シリーズ」となります。競合内における自店の設置シェア、客数シェア、各支持率などを再確認し、中古価格が安価なうちに各機種の適正化を推奨します。また4P部門の機械戦略とは異なり、“如何に回転率を減らし、固定コーナー化していくか?”が課題となります。

―5スロ部門について

以下13機種で全体の(打込シェア42%)(台数シェア28%)を占めています。
SアイムジャグラーEXTP
S番長ゼロ
Sバイオハザード7
Sバジリスク絆2
Sディスクアップ2
Sシンフォギア
Sアラジンクラシック
S新ハナビ
S麻雀格闘倶楽部3
Sモンキーターン4
Sデビルメイクライ5
S北斗の拳
Sまどかマギカ前後編

これらはすべて11月現在の、全国平均支持率が100%を超えているものを抜粋しています。全国平均値ですので、一度自店内の各機種支持率が上記と比較してどのようになっているかを見ておきたいですね。

なぜなら、「スマスロ」も「P新台」も「S新台」も設置して、最低限の外部告知をすれば人は集まってくれます。そのためそのようなことに注目するのではなく、新しいモノ、コトによって影響を受けないであろう上記のような機種や部門、遊技層に注目し、ケアしていくことの方が長期的な視点で考えた場合、より重要であると考えます。よって
 

―緊急でないが、重要なこと

【長期トレンドとしてシェアの変化しない「海」「ジャグラー」の客数を少しずつでも増やす営業を行うこと】
 
が最も重要な戦略・戦術のポイントであると考えます。

来週「スマスロ」が全国導入開始となります。この「スマスロ」に関して、(外部訴求)
(店内訴求)
(メイン島への配置)
(店内ポスターでの案内)
(週末や特日の仕掛け準備)
は全国的にどのホールも事前準備に抜かりがないと思われます。そしてそのターゲットはおそらく”その大半が若年層に向けられたもの”であると考えられます。

しかしながら、実際、ホールにはスロット好きな年配の方々、またスマスロにはじめて興味を持たれるであろう方々も(その比率は少ないですが)いると思います。そしてそのような方々は情報をスタッフやアルバイトの方から直接聞くことになります。

想定されるトラブルや対応はもちろんですが、そのような一般的に言う(情報弱者のお客様)にも、的確に伝えることで新しいコトやモノに対する警戒のハードルをさげることができればと思います。

【ハイミドル部門のお客様を最大限囲い込むために「ミドル&ライトミドル」を減らす】
【年明けのこともいまから準備しておく】

以前の投稿で言及していますが、上記2つも重要なことだと思いますので、また明日以降で投稿させていただきます。

ついつい緊急かつ重要な、派手な仕掛けに目がいきがちですが、”緊急でないが、重要なこと”にもしっかりと取り組んでおきたいと思います。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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