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消えたプレミアムフライデー

今から3年前の2017年。

一時期、「働き方改革」の一端として話題になったプレミアムフライデー。

おそらく忘れている人や知らない人もいると思うのでざっくり説明すると、


月末の金曜日(フライデー)は仕事を終えてちゃっちゃと家に帰ろうぜー!

っていう感じの取り組みでした。


このプレミアフライデーの狙い(メリット)は、

・月末の金曜日に飲みに行く人や旅行に行く人、買い物などの消費を促す

・会社員にとっては空いた時間を使い、身体を休めたり、趣味や家族との時間を増やすことができる

といった効果を期待してスタートしたわけなのですが・・・


プレミアムフライデーの現状

取り組みがスタートしてから3年経過した現在、

プレミアフライデーを耳にする機会は、めっきり減りました。


「会社で働く時間が短くなって、自由時間が増える」

という社員にとって夢のようなキャンペーンで、当時は結構ニュースなどで話題になっていましたが、

2019年のデータでは、企業における導入率は約3.3%にとどまっています。

(参考元↓)


導入率の低さの理由

そもそも、月末の金曜日は企業にとって月次決算の作業日であったり、

金融機関では混雑する忙しい時期であります。

また、運輸業やサービス業をはじめ生活に必要不可欠な業種は実施が難しい

などの理由から、企業における導入率が低いのでしょう。


月末金曜日にこだわらない

プレミアフライデーは、制度の内容自体は別に悪いわけではなく社員にとって、メリットもあるのでいいと思います。

しかし、

月末の金曜日っていう設定があまりにも企業のことを考えていなかった
ので、プレミアフライデーが浸透しないわけです。

なにも月末の金曜日にこだわらず

各企業で暇な時期は残業無しで早く会社を出るとか、定休日や個人の休みを増やすなどのことをした方がいいのではないでしょうか?

まあ、そうなるとプレミアフライデーっていう意味が薄れるのですが(笑)・・・。

各企業・業種に合った形で、柔軟的に進めるのが大切なんだと感じました。


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