今の現状と吹コンの三出制度

吹奏楽コンクールには、過去に「三年連続出場制度」通称、「三出制度」というルールが存在していました。

どんな制度かというと、

3年間連続して全国大会に出場した団体は、その翌年は地区大会、県大会や支部大会といった下位大会も含め、吹奏楽コンクールに参加することができない。
引用元:Suipedia 吹コンのルールを解説 その③ 今はなき三出制度

この制度は1994~2013年の間、20年近く存在し、制度の適用当初は全国大会で3年連続金賞を受賞した団体を対象としていましたが、1999年からは全国大会に3年連続出場した団体が対象となりました。

制度の狙いとしては、できるだけ多くの吹奏楽に関わる人に全国大会を経験して欲しいという思いから生まれたようです。


現状と三出制度の共通点

コロナの影響で、吹奏楽コンクール大会が中止になっている現状と3年間連続して全国大会に出場したから来年は出れないと前々からわかっているのとでは、事情が異なりますが、

吹奏楽コンクールに出場できないという点では同じなんですよね。

私としては、全国大会に行ったことなんてなかったし(そもそも弱小校)、中学校の吹奏楽部に入学して1年後には三出制度は廃止されたので何とも言えませんが、

三出制度で出場できないっていうのは、とてもつらいと思いました。

実際、強豪校に阻まれて出場できなかった学校が全国大会に出場できるようになったという意味ではこの制度は、意義がある制度と言えるでしょうし、全国大会を経験させたいという思いも分からなくはないけれど、

これまで強豪校にとっては苦しくてつらい練習をしているのに出れないというのは理不尽極まりないことだったりと、いろいろな意見が存在しています。

そんな今はなき三出制度を思い出した、今日の現状でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?