初めて神真都Qのデモを半分真面目に見に行った話

全編無料です。有料部分は0文字です
注意:この様な文章を書くのは初めてなので稚拙な文章になっていると思います。あくまで素人の感想文です。あと一部事実とは異なる事があるかもしれません。デモの後2週間くらい掛けて書いているので記憶がかなり曖昧になっている。やはりフル単位は悪しき文明


何故私は神真都Qのデモを見る事を決めたか

 時は今年の1月まで遡る。適当に散策したところ、謎のノーマスク集団が目に入った。Qと言う文字に龍のイメージをあしらった幟を複数持っている中高年の集団だ。どうやらこの連中が巷を騒がせている神真都Qらしい
話を聞いても「緊急事態条項が〜」だの「自由が〜」だのとイマイチ話の要点を掴めない。一方的に言葉の情報を流し込まれるような感触に不気味さを覚えながらも他の用事があった為退散した
それからカルトや陰謀論の類に興味を抱き、それらを観察する界隈を裏垢で覗いていたが神真都Qのデモの観察は後半の怪文書朗読しか観察出来ていない。
そこでLINEのオープンチャットを探った所、丁度次の日曜日に行われる事情報を掴んだので時間があれば行くことにした

デモ当日、思いがけない邂逅

 デモ当日になっても開催時間が曖昧なままオープンチャットを探りつつ陰謀論者観察のコミュニティで駄弁ったところ、ようやく開始時間に関する情報が流れて来た。幸運な事に時間の余裕があったので行ってみた。
会場に向かう途中、スピーカー越しの声が聞こえて既に後半の演説に入っていると思って焦ったがどうやら別の団体だった(※その人たちは神真都Qが存在する以前から日曜日に演説を時折やっている。あの経済力と行動力はどこから来ているのだろうか)
念の為再び開始時間をOCで調べた所、まだ開始時刻では無い事が判明したので開始地点に向かう。
中高年達が変な幟やメガホン、スピーカーを用意している。恐らく彼らだろう。
世間知らず故に警察の人に「あの人たちって撮影しても良いんでしょうか」と聞いてしまったが、「主催者側の方に聞いてください」と親切に答えて頂いたが私は彼らに自ら接近する勇気は無かった(後々調べたところどうやら箝口令が敷かれていたらしく、恐らく聞きに行ってもNGを出されただろう)
それから開始地点周辺を適当に屯していたら何やら同じようにカメラを向けている人が居た。彼に接近したもののコミュ障故に話しかける事が出来ずに一緒に無言で神真都Qのデモ隊の方向を覗いていた
「もしかして......ウォッチャーの方ですか?」
沈黙を破ったのは相手側だった
「ええ。貴方もウォッチャーですか?」
とコミュ障丸出しの会話をしつつ緊張を解していった
軽く自己紹介をした所、どうやら相手の方は既に記事を書いてらっしゃるような活動的なウォッチャーの方らしい。折角なので一緒にデモと演説を見る事にした(以降A氏と表する)

デモ開始。

 A氏曰く、陰謀論者のコミュニティが存在するのと同じくウォッチャー側にもコミュニティはあるとのこと。どうやら今回は横浜の方で大規模なデモがあったらしくA氏以外は殆ど横浜、或いは池袋に行ったらしい。
そんなこんなで色んな質問や会話をしていたら何やらスピーカーから声が出始めた。デモの始まりだ。
警察の誘導等もありながらデモ隊の連中がスピーカーを使って色々と喋っている......が、上手く聞き取りにくい。 デモ内でのメンバーの統率が不十分であり、各々が語りたい事を好き勝手言っているし後方の人達はスピーカーを後ろに向けて進んでいる。
これに関してA氏は「やはり地方のデモ隊は場慣れしていないですね」と言っていたが、私もそれに同意する。
傍から観察している私達に対して「池袋に行け」だの「Bluetoothは体に良くない(愛用している無線骨電動イヤホンを見た上での反応か)」等とやや攻撃的な言動も見られたが、それに関してはあまり恐怖を感じなかった。
それに加えデモ隊の人達は満足げではあったが余り活気がある様には見られない。彼らにとって宗教的行事として受け止められている節もあるのだろうか。
途中信号待ちで追い抜かれて青信号になったら走って追いかける事が何度かあったが、30分もしない内にデモの終了地点に着いてしまった。拍子抜けだなと思いつつ演説の準備を始めている彼らを更に観察する事にした

後半の演説とあらぬ疑い

 演説は前に傍目に見たものとさほど変わりは無かったが、距離が近い故に耳に入ってくる音量は段違いだった。そのせいで演説の裏でA氏がデモの主導者の人と会話していたがあまり聞こえなかった。
その後爆音で流れる演説を適当に聞きつつ配布しているチラシを貰おうとしたが、何故かチラシを配っている人が私達の事を警察と勘違いしてきた。没収すると言われて私はそのまま従ってしまったがA氏はそうはさせまいと軽く抵抗した。その結果A氏の腕が強く掴まれて奪われる事態に直面してしまったが、動転の余り声を上げることすら出来なかった。場慣れしていないのは私も同じだった
爆音で疲れたので一旦近くの商業施設に退避。控えている用事もあるので退散する事にした
最後に他のチラシ配布者から没収されたものと同じチラシを入手。入手後即デモ隊から離れるように動いたので奪われはしなかったが、A氏からチラシを奪ってきた人に怒られていた。かわいそう。

感想とか。

 大体こんな感じで神真都Qのデモの観察は終わった。
彼らの事は今まで画面の向こうの存在であり、身近なものではないと思っていたが直接見てみるとかなり身近なものであることを体験したのは非常に満足だった。これからも観測を継続していきたい。
他にも彼等のスピーチ内容だ。「自分の頭で考えよう」と連呼していたがその結果があのザマであると考えるとやや滑稽だと思った。これは個人的な見解だが、あくまで自分の頭で考えた"フリ"で満足しているのではないかと考えた。ただ考えると言っても直感等の非論理的思考の基に編み出された結果なのかもしれない。これに関しても調査をしてみたいところだ

あと彼らの動画を軽く撮影したが我が身の安全上表には出せない事が悔やまれる。次は都市圏のデモを見に行きたい。


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