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俳句、的な。

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2021年8月の記事一覧

俳句|夏服の尼僧バックパックと日傘は黒色

なつふくのにそうバッグパックとひがさはこくしょく 八月のうちに言いたい言葉がまだあって、…

犬柴
2年前
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俳句|流れ星君にもたれてストローを咬む

夏の名残りに、『君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-』ではないけれど、何かキュンな投稿で区…

犬柴
2年前
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俳句|ハンカチに没薬のうつり香かすか

ハンカチのお題で、マッツ・ミケルセンのハンニバル・レクター博士のために、もう一つ。 イエ…

犬柴
2年前
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俳句(改)|読みかけの『失ひし時』黴雨深し

あれこれ微調整しましたが、これで落ち着こうかと。

犬柴
2年前
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俳句|アポロチョコ君の睫毛を偸み視る

『アポロ』で連想するのは、アポロチョコ。チョコ味とイチゴ味の合わせ技で、最強。イチゴのカ…

犬柴
2年前
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俳句|美し口拭うハンカチ人肉嗜食

アポロ氏に、「ハンカチ」も季語である旨をお聞きして、知らんかった、じゃあ何か……て、白い…

犬柴
2年前
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俳句|秋の朝厚焼き玉子をサンドして

老舗洋食店『コロナ』の玉子サンドは、玉子を三つ使った厚焼き玉子を挟んでいたそうです。 先日、デパ地下にある玉子料理専門店の厚焼き玉子のサンドイッチを頂きましたら、玉子焼きの密度が非常に高く、一切れで満腹になってしまいました(ワタクシとしたことが)。

俳句(改)|黴雨しづか『失ひし時』読み倦ね

さらに改めて見ました。 「つゆ」は「黴雨」とも表記するのをご教授いただきまして、古書の為…

犬柴
2年前
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俳句|伸びかけの髭の手触り遠花火

お祭りもイベントも、何もかもお預けで、季節感が薄れてしまいそうですね。 その季節自体、秋…

犬柴
2年前
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俳句(改)|読み倦む『失ひし時』梅雨最中

前回の投稿作が気になるので、少し直してみました。8月下旬に「梅雨最中」だなんて、ピンと来…

犬柴
2年前
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俳句|溽暑なり蝶の骨を埋む境内

あのひとの魂は、蝶になって飛んで行ってしまった(のか)。 澁澤龍彦の誕生日は五月八日、亡…

犬柴
2年前
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御礼|俳句大会第一回アポロ杯銀賞を頂きました🏆✨

映えあるこの賞と作品を、インスピレーションを与えてくれた天国の(既に転生しているかも知れ…

犬柴
2年前
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俳句(無季)|アイリッシュ・ダンスのように降りる陸橋

上体を動かさず素早く階段を降りる人、いますよね。陸橋を通るのは車や鉄道、人が渡るのは歩道…

犬柴
2年前
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俳句|黒ビール推理くらべのいとこ会

俳句大会 第一回アポロ杯 参加作 英国のミステリードラマ、『ブラウン神父』や『刑事モース』などを観ていると、しょっちゅうパブへ行って、黒ビールを呑んでいる(特に、ブラウン神父)。 シャーロック・ホームズはコーヒー派で、ポアロは甘い甘いカクテルが好き。 英国探偵は、あまり紅茶を嗜まないのでしょうか(サンプルが少な過ぎ)。