5/25 日記

5/25

きょうは面白い出会いがあった
横浜大空襲で亡くなった方を供養している、
近くの高野山真言宗のお寺普門院にお参りに行き、
黄金地蔵さんにお線香をあげていたら
奥さんが出てこられていたので御本尊様をお参りさせて頂いた。
お不動さんだった。
お話ししてみると、この辺りは真言宗のお寺が多いというお話をきく、
丁度近くのお寺にこの間高野山から引っ越してきた方がいて、明日住職を継ぐと聞いて、どこかで聞いた話だと思ったら、知ってる方だった。
今度ご挨拶に行かねば。

帰ると「炭」と記載された箱が届く。
もしかして頼んでいない炭が入っているかもしれない、と恐る恐る開けたが
注文通り健康食品だ。
炭屋さんが取り扱っているからか、炭と記載されていた。
野草茶がとても美味しかった。
ヒマラヤ岩塩は明礬温泉の香りがしてびっくりした。硫黄の味。
すでに茹で卵の味。
お塩を入れた湯に浸かって温泉気分を味わいたいが湯船がない。

今日はあちこち、横浜の埋め立てについて調べた場所を巡った。
日枝神社のおさんの人柱の話、堰神社の話、どれも面白すぎてなかなか先に進めない。
埋め立てに使われた土が採掘された天神坂に登った
周辺はほとんど、埋め立てをした吉田勘兵衛末裔の吉田興産の不動産だった。
細い急坂の階段はコンクリートで固められていて、土がある場所はもう私有地の庭くらいしか見当たらなかった。
意外にも観光に来ている人がちらほらいた。まさかみんな埋め立てについて調べているとも思えないのだけれど、何かで有名なのだろうか。
急な坂の途中のアパートはとてもいいかんじの雰囲気だった。

ひょんな事から埋め立てについて調べているけれど、去年「埋める」について作品を制作しようとしていたことを思い出した。その頃「埋める」にまつわる話が胸に残ることが度々あり、それにつながってびっくりする。
横浜を埋め立てて農地開発をした吉田勘兵衛が能勢の出身ということもまた、びっくりしている。
自分の通ってきた道すがら出会ったものたち、心の中でどうしようもなかったものがここで繋がる。そんなことが来てから度々ある。
ここは不思議な場所だ。

横浜の埋立地について、関東大震災について、横浜大空襲について、
女にまつわる話、
興味が尽きないがまずは埋め立てと、5月29日の横浜大空襲のことを調べている。

午後、おさんについての本を図書館で読んでいたら建物が揺れてびっくりした。
関東大震災からもう間も無く100年となろうとしているし、残された資料から学んでしっかり備えないといけないなと思い、今まで防災リュックも準備していなかったので、用意しないと、と思っていた矢先だった。

また、兵庫県出身で阪神大震災を体験した身としては、黄金町の町の歴史に阪神大震災での高速道路の橋げた倒壊が深く関わっていることも興味深い。

色んなことが重なってゆく。

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