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わたしは滋養、を見て

ツイッター連ツイ不調につき、こっちにちゃんと記憶しておこう

黄金町バザール(コガバザと私は呼ぶ)にて展示されているさとうりさ氏の作品
わたしは滋養について、りささんにお話を聞いた。

樹の根と根は直接触れ合っていなくても、その間を菌糸が繋ぎ、コミュニケーションを取り合い、森が築かれている、というような話を聞いて、木のネットワークについて少しググってみた。

根同士の接触と菌糸による「つながり」がコミュニティを形成

森林の樹木は「根」同士が触れ合うことで、意思を持った情報のやり取りをすることがわかっている。それによって森林の樹木はネットワークを形成しているのだ。

 さらに、直接「根」が触れ合ってなくてもよい。「菌類」が媒介するからだ。樹木と共生する菌類は菌糸を伸ばすことで、樹木の根同士をつなぐ。インターネットの光ファイバーのような働きをするということだ。

 この菌糸によるネットワークは、私たちの想像をはるかに超える規模に広がっている。たとえば森の土をティースプーンですくうと、1杯の中に数キロ分の菌糸が含まれている。一つの菌が数平方キロメートルの森全体に菌糸を張り巡らせていることもある。

 樹木同士は、根と菌類を通して互いに情報や栄養のやり取りをするわけだが、とくに重要なのは、病気になったり虫や動物に食われたりして弱った個体を、周囲の木が助けていることだ。森全体が相互扶助のコミュニティになっている。どんなに堂々とした巨木でも、森の“仲間”たちのサポートがなければ生きていけない。

 ここまで述べてきたのは「原生林」の話だ。人工林の場合、こうしたネットワークが遮断されていることが多いのだという。あまりごちゃごちゃしているのは良くないと、木と木の間を離して植林すると、根同士のコミュニケーションがなくなる。人工林なので菌類も排除されている。そのせいで一本一本の木が弱くなり、害虫の攻撃を受けやすくなったりするらしい。

https://newswitch.jp/p/10639


 作品の意図から離れるが、今日りささんとお話しして、家に帰り、寝落ちして起きた時、いつもの寂しさに襲われて泣きながら目覚めた。
こういう時は書き出しをよくやるのだが、わたしは優しくして欲しかった人に優しくされないことを悲しく思い、涙が出ていたのだと思う。
その時にこの、りささんから聞いた木のネットワークの話を思い出し、
栄養は母乳からだけもらっているわけではない、と思い出した。
母乳だけで生きている赤ちゃんでさえ、その母乳は、母親がたくさんの栄養を摂り、繋いで赤ちゃんに与えている。
そして私は赤ちゃんではない。
一人の人に固執し、まして、「かずささんに会いたい人なんかいない」という言葉を放った人に、執着して、欲しがっていたわたしは、もっとたくさんの栄養を与えられていることに感謝した方がいいと思った。
今日も静岡から来てくれた皆さんが温かいハグをしてくれて、一昨日も、その前も、毎日優しくしてくれる友人、スタッフのみなさんに囲まれて生きていることを自覚した方がいい。
ひとつから求めすぎていつも、相手を追い詰めてしまうことを、手放して、
たくさんの人たちに温められている今を思い返してみると、涙は引っ込んだ。

相当飛躍してしまったけれど、そんな気づきを与てくれた会話だったので、記憶しておきたいと思って書いた。

改めて、さとうりささんは本当に素晴らしい。。。。作品のビジュアルの美しさは、根底にあるりささんの心の美しさだと本当に思う。いつも優しく平等に接してくれて心から感謝している。


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