20170726主要五紙社説一覧

本日主要五紙の社説です。

一昨日の衆院に引き続いて昨日は参院で閉会中審査が行われました。

本日の社説では、読売・産経・朝日が取り上げています。政権擁護の順に並べると、産経・読売・朝日となっています。

個人的な感想は、産経から引用した以下文章のとおりです。

「前川喜平前文部科学事務次官が「政治に行政がゆがめられた」と話せば、同じ文科官僚出身の加戸守行前愛媛県知事は「ゆがめられた行政が正された」と述べる。

同じ事象でも、異なる立場で見れば全く違うものに映る。これを証言の不一致とはいわない。見解の相違であり、着地点はない。」

決して政権側の説明に納得がいったわけではありませんが、「脱時間給」や「集中豪雨対応」、「景気対策」など与野党で協議すべき事項が山積する中、これ以上「水掛け論」を続けるのはどうかなと思っています。

さて、本日のオススメは朝日の「白鵬の新記録 たたえるばかりでなく」です。

現役相撲取りとして、白鵬は目覚ましい記録と実績を打ち立てました。今後も新しい目標に向かって進み、やがて引退の時が訪れます。

その後、白鵬が後進指導にあたるためには「日本国籍」を取得することが必要となってきます。

以下、朝日からの引用です。

「日本相撲協会の規定には「年寄名跡の襲名は、日本国籍を有するものに限る」とある。

(中略)

導入の理由ははっきりしないが、(中略)協会幹部となって相撲の伝統や様式美を伝えたりできるかという不安だ。

だがそれは国籍の問題ではない。親方としての資質や情熱があるか否かだ。指導者、そして組織を運営する者としての適不適をしっかり見きわめる目が、協会には求められる。」

国籍と個人のアイデンティティ、国家との帰属意識。

国技・伝統芸能としての相撲と指導者たるものの国籍。

個人的な思いとしては、白鵬のような人物を「国籍」という一面だけで親方にしないとするのは相撲協会にとっても損失だと思います。

もちろん、白鵬が本人の希望として日本国籍を取得するのであれば、それは歓迎ですし、この問題も白鵬に関しては解消されます。

<社説一覧>
日経:厳格な漁獲管理で新興国の乱獲を防げ/パレスチナ和平交渉の再開を
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:参院閉会中審査 決め手を欠いた「加計ありき」/テレワーク推進 柔軟な働き方ができる社会に
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:閉会中審査 水掛け論に終止符を打て/出光の大型増資 企業価値を高める再編に
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:民進・野田幹事長が辞任へ 何を目指してのけじめか/犯罪被害者への給付拡充 社会全体で支える一歩にhttps://mainichi.jp/editorial/

朝日:閉会中審査 裏付けなき政権の弁明/白鵬の新記録 たたえるばかりでなく
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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