20170721主要五紙社説一覧

本日主要五紙の社説です。

日経と読売が黒田日銀総裁会見において表明された「物価目標先送り」を取り扱っています。

物価に関してはもともと公約だった2018年に2.0%の上昇が厳しいと思われていたため、現実路線への変更だと思います。問題は、デフレ退治・物価上昇には金融政策では限界があるということ。

日経と読売のどちらも賃金上昇なくして物価上昇なしとしており、その点に激しく同意です。

広島地裁で、朝鮮学校授業料無償化の是非を問う訴訟判決が出ました。無償化を見送った国の判断を支持する内容です。

この結果について、産経新聞と朝日新聞で真逆の主張をしています。両方をお読みすることをオススメします。

一般的な感覚に近いのは産経新聞の方だと思いますが、朝日の視点も問題を複眼的に見る上では一読の価値ありです。

<社説一覧>
日経:物価2%目標、好循環伴う実現目指せ/危うい銀行の個人ローン拡大
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:物価目標先送り 焦らずに脱デフレを完遂せよ/防衛省日報問題 混乱収拾へ真相解明が急務だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:朝鮮学校判決 独裁者崇拝に公金出せぬ/神戸5人殺傷 病理を解明して凶行防げ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:文政権の「慰安婦」事業計画 世論あおらぬ配慮が必要/来年度予算の要求基準 危機を直視しているのかhttps://mainichi.jp/editorial/

朝日:朝鮮学校訴訟 無償化の原点に戻れ/山本担当相 強まった「加計ありき」
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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