0091-20180219【ビジネスパーソンが押さえるべき今週の主要イベント】
今週の主要イベントについてご紹介します。
1.各種統計発表 2.エルサレム問題に関する国連安保理会合 3.英国を除くEU非公式首脳会合
1.各種統計発表
2月19日(月)に日本の2018年1月貿易統計が財務省から発表されます。
2017年の輸出額は前年比11.8%増の78兆2907億円で2008年以来9年ぶりの大きさを記録しましたが、今年もこの勢いが継続しているかどうかが焦点となります。
過去、日本は原材料・エネルギーを輸入して、モノを製造して輸出する加工貿易型産業における「稼ぐ力」が強い国家でした。
一方、この「稼ぐ力」において貿易の存在感は年々薄れています。
日本の稼ぐ力の指標として「経常収支」があります。
これは、「貿易収支」+「サービス収支」+「所得収支」+「経常移転収支」によって構成されており、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示しています。
経常収支の黒字は2017年に21兆円を超え、リーマン危機前の2007年以来の大きさとなりましたが、10年前は経常黒字の5割を貿易で生み出していました。
2017年には、その割合が2割まで低下。代わりに海外で事業展開する日本企業の子会社からの配当などが増えています。
今後の日本の将来や成長を考える上で、単純な製造業からの脱皮を進める必要があると考えています。
2.エルサレム問題に関する国連安保理会合
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