0023-20170625【今週の振り返り、時事ポイント】

今週のニュース振り返りは以下の内容を取り上げます。

1.欧州政治情勢 2.日本国内政治情勢 3.日欧経済連携協定(EPA)の大枠合意に向けての議論状況 4.中東情勢(カタール断交・IS包囲網・サウジ皇太子交代)

先週までの選挙ラッシュが一旦、落ち着いた状況です。

1.欧州政治情勢

6月19日に英国の欧州連合(EU)離脱に係る交渉が始まりました。

英国議会選挙で与党保守党が過半数割れを起こしたことから当初予定の19日開催が危ぶまれましたが、予定通りの開催となりました。

その一方、英国政治の混迷を受けて、交渉の主導権はEUが握った形でスタートしました。

これまで英国メイ首相はEUとの経済的な連携よりも「移民制限」を優先する強硬離脱(ハードブレグジット)を主張していました。

英国議会選挙での敗北を受けてメイ政権のナンバー2であるハモンド財務相は、EUとの離脱交渉では「経済的な悪影響を抑えるように配慮し、雇用と景気を最優先すべき」とロンドンで金融関係者等を前にした講演にて発言しました。

「雇用を最優先にした交渉」は、選挙前から議席数を大幅増した最大野党、労働党の主張と重なります。

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