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【アルバム紹介】DATE / 岡村靖幸

どうも。今日は和製プリンスこと岡村ちゃんの珠玉のアルバム「DATE」を紹介したいと思います。

岡村靖幸といえばプリンスが好きすぎてプリンスになることを決意した唯一無二の日本人として有名ですね。プリンスが好きな人は大勢いれどプリンスになろうと思って実際に行動できる人はかなり稀有なのでそういう意味でも才能に溢れた人だと思います。私もプリンスが大好きなので岡村ちゃんの気持ちはすごくわかるし、プリンスのフォロワーである岡村ちゃんのことが好きです。同じ理由でミッチー(及川光博さん)のことも好きです。

DATEは岡村ちゃんにとっては2枚目のオリジナルアルバムで、「Super Girl」や「イケナイコトカイ」などキャリアを代表する曲も入っており大変聴きやすいです。しかし同時に岡村ちゃんのコアな部分を堪能できるアルバムでもあります。プリンスを彷彿とさせる真正面棒立ちドアップジャケ写も微笑ましい。ちなみに岡村ちゃんは自身のライブのことを「(ファンとの)デート」と呼称しており、そういう意味でも岡村ちゃんらしいアルバムかもしれないですね。

個人的には1曲目の「19 (nineteen)」で毎回ノックアウトされてしまいます。「そんなに言うなら今から実際ここでアイシャドウが剥がれるくらいに泣き続けてよ」というオシャレかつ意地悪すぎる歌い出しから「サイダーのようです愛が溢れる様は」と続けるセンスに感服。岡村ちゃんって日本語を使ってグルーヴ感を生み出すのが本当に上手いですね。この辺りのテクニックはもうプリンスのフォロワーとかではなく「岡村靖幸」の技量として捉えるべき。他にも「不良少女」みたいにカワイイ歌謡曲テイストの曲もあれば、Lion Heartのような切実なバラードもあり、まさに360°どの角度からも岡村ちゃんが楽しめる名盤です。岡村ちゃんの名盤といえば「家庭教師」がよく挙げられますが、私は個人的にこっちの方が好きです。聴きやすい。

先日岡村ちゃんとのデート(ライブのこと)に行ってきたのですが、50代とは思えないほどアクティヴでパワフルで最高でした。間違いなく日本のソロ男性アーティストの最高峰。作詞作曲演奏編曲プロデュースを全て自分でこなしてきた故の円熟の境地に達しています。しかもライブ中はほとんどMCをせずに自分のパブリックイメージを守るという徹底したプリンスっぷり。岡村ちゃんのようなアーティストがいることは今の日本にとって救いだと思います。あと8回くらいデートしたい。

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