見出し画像

#1 未来の言語聴覚士の職域が危ない!?

1.他職種参入の現状

①嚥下領域
・看護師   専門看護師(老人看護)
       認定看護師(摂食嚥下障害認定看護、脳卒中看護、認知症看護)
・理学療法士 日本理学療法士協会(栄養・嚥下理学療法部門)
・管理栄養士 日本栄養士協会(摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管
       理栄養士)
 →他職種が嚥下領域に参入してきている
 →他職種から嚥下を診ることができるため、患者さんにとっては有益
  だが、STが独占してきた専門領域が他職種によってカバーされて
  しまうかも!?   

②高次脳機能障害
・作業療法士 日常生活の中での高次脳機能障害評価、訓練
・公認心理師 心理の面から患者さんの行動を変容させる
 →OTは身体機能、認知機能両方の側面からアプローチできるため、高次脳機能
  障害を幅広く捉えることができる
 →患者さんの心理面のサポートは重要なので、今後、公認心理師の活躍が期待
  されます


2.他職種への職域を広めていこう

STさんは「肺」のこと、「呼吸器」のことをどれだけ知っていますか?(私もまだまだ勉強不足です…)
「誤嚥性肺炎」呼吸器の疾患なので、誤嚥性肺炎の患者さんを対象にリハビリをしているのであれば、しっかり呼吸器のことも学ぶべき!
(呼吸器に詳しいDrやPTなどから学ぶべき)

「高次脳機能障害」であれば、机上の評価しかしていませんでしょうか?
高次脳機能障害は生活動作の中で顕在化してくることがあります!生活動作の評価はとても重要だと感じています(OTさんのリハの様子を積極的に見学しよう。ちなみに僕はしています)


3.専門性を高めよう

日本言語聴覚士協会が定める認定資格
・摂食嚥下障害領域
・失語症、高次脳機能障害領域
・言語発達障害領域
・聴覚障害領域
・成人発声発語障害領域
→この領域は「STに任せるしかない」と思われるほど専門性を高めることが重要
→自分の興味のある分野はなんでしょうか?


4.STの役割を明確にしよう!

若手 STの中には、リハビリって患者さんの生活にどう影響を与えているかわからない。こんなリハビリして意味あるのって思う人もいるかもしれません。

STとは・・・
「食べること」「話すこと」など人間が人間らしくあるための根幹にあるもの
の、リハビリをする職種です。

患者さんの生活を支える上ではとても重要な職種ということを認識する必要があります!


▼KAMEKICHIのYouTube動画をご視聴したい方はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=dlqynmEeO3Q



以上🐢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?