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秋のせい


夏休みやらライブやらにうつつ抜かしているうちに、季節は秋。

空気、気温、風、景色、全てが過ごしやすくなり、心が研ぎ澄まされていくような。そんな季節。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、色々言われるけれど、全ては心や感覚が研ぎ澄まされることから来ているのだと思います。

人の気持ちが、表情が、人の発する言葉が、スっと入ってくるのはとっても好きなんだけど、見たくないものまで余計に見えてしまう気がして。自分の心の中まで見透かされてしまうんじゃないか、という怖さも少し感じる。

だからこそ、過ごしやすくなってみたり、寒くなってみたり、暑くなってみたり。
この少しの曖昧さが秋のバランスを保ってくれているのかもしれません。

黄色やオレンジに染まった木々や掴みどころがない温度の空気や風が、街の景色をぼんやりさせながら、人の心の輪郭をはっきりと映し出す、そんな秋が大好きでちょっと苦手で大好きなのです。




人の表情や言葉にドキッとしたり、キュンとしてみたり。
思えばあの時、あの子が好きだと気づいたのはちょうど今頃だったかなぁ。なんて。


今日も少し思ったんだ、
こんなの好きになっちゃうよ。

全部書いたら本当に好きになってしまいそうな気がするので、曖昧なまま、ぼんやりさせたまま、今日は終わろうと思います。

これも秋。

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