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僕のタイ旅行記 第14回目 最終回 バンコクで印象に残った見所3選

これまで13回に渡って書き続けてきたタイ旅行記も、今回をもって最終回である。

最後に何を書こうかと色々考えたが、最後は僕が過去に3回訪れたバンコク滞在で特に印象に残った景色を紹介することにした。

僕個人の主観が混ざっている感じになってしまうが、この記事を読んでバンコクに行った気分になってくれたら、これほど嬉しいことはない。


というわけで、早速紹介して行こう!


バンコクの印象深かった景色と名所その1  エーラーワンの祠


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最初に紹介するのは、バンコク最大のショッピングエリアであるラーチャプラソンにある、バンコクで最も有名なパワースポットとして有名なエーラーワンの祠である。

24時間開いているこの祠は、昼夜問わず多くの参拝者が途絶えることなく押し寄せる、まさに聖地と言って良い場所だ。


この祠は、国営エラワンホテル(現グランドハイアットエラワン)を建設する際の安全祈願をするために、1953年に建てられたものである。実際本当に無事故でホテルは完成し、「これは縁起の良い祠だ!」とバンコクでたちまち評判になったことで、一躍有名になった。

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祭壇の前には、お供えされた黄色い美しい花が所狭しと置かれている。祠がどれだけ愛されているかがよくわかる光景だ。若者から高齢者まで、全ての世代が願いを叶えるため膝をついて真剣にお参りをしていたのが印象的だった。


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ここはタイ人だけなく、観光客でも参拝が可能だ。

祠の隣には、お供え用の線香、花輪、ろうそくがセットで20バーツで販売されている。これらを手に入れたら、祭壇にあるろうそくの火を使い線香に火をつけて祈りを始める。

日本とは違って線香が長いので、火を付ける際に慣れてない人は火傷しやすい可能性があるので、注意が必要だ。

祈る際は線香を持ち膝を地面について祈りを捧げ、線香と火をつけたろうそく、花輪を祭壇に納めて終了となる。


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線香や花輪の売り場の横には、女性ダンサーがタイダンスを踊っていた。

これは、ここで祈った願いが叶った人が奉納をするためにお金を払って踊ってもらっているとのこと。ダンサーの人数で料金が異なり、1番安い価格でダンサー2人で260バーツかかるらしい。

祠の前で女性によるタイ舞踊、スローな踊りだったので、なんとも不思議な光景であった。

エーラーワンの祠は、あらゆる願いに対応しているので、バンコクを旅行して幸運をゲットしたいなら必ず訪れるべき場所でおすすめである。


バンコクの印象深かった景色と名所その2 ワット・パクナーム


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今、日本人の間で、インスタ映えする寺院として密かに有名になっているのが、こちらのワット・パクナームだ。

有名になったきっかけは、仏塔の最上階の天井に描かれている仏画が、まるで別世界に迷い込んだかのような美しさということで少しずつSNS上で評判となったからである。

絵として描かれたとは思えないその美しい色使いに、心を奪われるのは間違いない。


(ちなみに、僕はTwitterのアカウント開設当初からプロフィールのヘッダー画面に、この仏画の写真を使用している。)


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アユタヤ王朝時に建てられた歴史の古い寺院で、境内の奥には高僧として有名なプラ・モン・コン・テムニー師の坐像があり、これ目当てに多くの参拝者が詰めかける。

タイ特有のまったりとした寺院で、参拝者が利用する靴箱の脇には野良犬が横たわっているなど、観光地風になってないのも良い感じだ。


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境内には、このような立派な仏像もあった。

観光地ではあるが、地元民に開かれた寺院といった感じで、境内はローカルムード満載。なんだか観光客である僕らが訪れるのが場違いのように感じてしまう。


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さて、あの美しい仏画はこの仏塔の5階にある。入場料は必要なく、無料で入場可能だ。靴を入口で脱いで入場すると、寺院にまつわる数々の展示物を見ることができる。


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きらびやかな仏像や、寺院にまつわる宝物が所狭しと展示されていた。

が、観光客は皆5階に行きたがっていたようで、展示物にあまり関心を示す人はいなかった。


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そして5階にたどり着くと、最初に紹介した美しい仏画が天井一杯に広がっていて、まるで異世界に迷い込んだかのような気分になるくらい美しい絵に、すっかり魅了されてしまった。

仏画の下には、写真のように巨大なエメラルドの仏塔もあり、これが仏画の美しさをさらに引き立てていた。塔の周辺は絨毯が敷かれていて、訪れた人はそこに座ったり寝転んだりすることができる。

皆、思い思いの格好でこの美しい風景を見つめていた。


ちなみにこの仏塔の5階、よく見て見ると見学に来ていた人の8割、いや9割は日本人であった。たまたま、現地の日系旅行会社が組んだ大手ツアーの参加者達と遭遇したこともあるかもしれないが、他の寺院みたいに欧米人はほとんど見かけなかった。

まだ、あまり欧米ではこの寺院は知られていないのであろうか?正直あまり観光地という雰囲気ではなかったので、タイの庶民の生活を覗いてみるのにふさわしい寺院と言える。


この寺院へ行くには、BTSのタラード・プルー駅の2番出口から出ている赤いソンテオ(タイの田舎では主要な交通手段の乗合トラック)が出ているので、それに乗って行く。終点がワット・パクナームだ。

ちなみに駅前には、青など他の色のソンテオもたくさん停車するので、間違えないようにしたい。必ず赤のソンテオに乗るように!(バイタクもたくさん止まっているが、初心者にはおすすめしない)

帰りは降りたところでソンテオを待っていれば、タラード・プルー駅行きのソンテオに乗れるので、何も難しくはない。

料金は7バーツ。地元市民も利用するので、タイの日常を知る意味でも乗ることをおすすめしたい。


バンコクの印象深かった名所 その3 チャオプラヤー川の夕日


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最後に紹介するのは、名所というより景色だが、バンコクのチャオプラヤー川から見た夕日である。

これに関しては、写真を見てもらうだけで多くの説明は不要だろう。

これは、第9回目の記事で紹介したバンコク最大の花市場、パーク・クローン市場から見た夕日だ。川の向こうに美しい夕日が見えたので、せっかくだから船から夕日を眺めてみようと思い、僕は船着場からチャオプラヤー・エクスプレスの船に乗ってカオサン通りの船着場を目指した。

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船着場で船を待っている間、綺麗な夕日を撮影しようと僕は必死で良いポジションを探していた。そして撮影できた夕日がこちらである。寺院と寺院の間に光る夕日は最高に美しく、川の水面も夕日の光で赤く輝いていた。

ちょうど僕は、この夜に日本へ帰る飛行機に乗る予定でいたので、この夕日はこの上ない天からのプレゼントになった。それにしてもチャオプラヤー川は夕日と上手くマッチングするものだ。


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やがて船が到着。相変わらずの豪快でやかましい音を響かせて、船着場を出向する。数々の船が行き来する川を豪快に船は進んでいく。


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しばらくしたら、ワット・アルンが見えてきた。本当のことを言うともうこの時点で夕日は完全に沈んでいたのだが、赤い空をバックにたたずむ仏塔は、なんとも幻想的だ。

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そして日が完全に隠れ、あたりが暗くなり始める頃、船はカオサン通り近くの船着場に到着した。微かに輝く美しい夕方の空を眺めながら、僕は喧騒のカオサン通りに足を運んだ。

まとめ

と言うわけで、全14回に渡ってお送りしてきたタイ旅行記は、今回の記事を持って最終回となる。

少し戸惑いながらも、始めてみたnoteへの記事投稿。3年近く前のことなので色々忘れていることも多く、当時の状況や行動を色々思い出しながら描いていく作業は、思っている以上にしんどかった。

また、このようなコラム調の文章を書くのは初めての経験だったので、一部変な表現もあったかもしれないが、そこはご容赦いただきたい。

今海外旅行は自由に行ける状況ではないが、この記事を読んだことがきっかけでその後、タイへ行きました!と言う方がいたら、これほど嬉しいことはない。

そう言うわけで、今までありがとうございました。


次回からは、語尾をですますに変えて、違う内容を書いていきます。

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