見出し画像

ツノがある東館 (バレエショートショート)

藍はオズの魔法使いというバレエ劇の新構成を考えていた。

主人公はドロシー。犬のトト。旅仲間は、カカシと、ブリキの木こり、ライオン。

藍は思った。この話のはじめは竜巻に巻き込まれたドロシーの家が偶然東の悪い魔女の上に落ちた。それでマンチキンの国が復活して北の魔女から褒められる……バレエにするには難しい。エメラルドの都に住む偉大なオズの魔法使いにあって、ドロシーたちの願いをかなえてもらうだけの話なのに。ちょっと変えて踊りやすくしよう。

東の悪い魔女を追い出したので北の魔女が喜んで豆をくれた。その豆を巻くと見る間に成長して天までのびて、階段のようになった。しかしそこから怒りのツノを生やした東の悪い魔女が天から降りてきてドロシーたちを殺そうとする。ドロシーたちは豆の実をぶつけて魔女にぶつけてツノをヘシ折ってやる。

バレエ的に単純な構成にしたが、先生から変更点が多すぎると指摘された。ちょうど節分の季節だからって、ダメですよと。


」」」」」」」」」」」」」」」」」」

たらはかにさまの企画に参加中です。

今週のお題はツノのある東館。 
→ ツノのある東の悪い魔女に改変して書きました。

オズの魔法使いというバレエはちゃんと存在しております。
カンザスシティバレエは竜巻のシーンからしてあります。
3分と少しのダイジェスト版。


海外のバレエ教室の発表会より
子どもたちがかわいい。日本でも発表会の演目に時々見かけますね。


ありがとうございます。