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プロトアウトスタジオの授業で伝える細かく目標を立てる大切さ

プロトアウトスタジオ講師長の田中です。

今日はプロトアウトスタジオの授業で生徒に伝えている、細かく目標を立てる大切さをまとめてみます。

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先日もホワイトボードに書きつつ、この話をしてきました。

仕事をしながら時間を見つけるのは確かに難しい

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プロトアウトスタジオの生徒は、普段の仕事をしながら学校に通っています。そんな中で毎回の授業では宿題があります。締め切りも土曜の授業で出題されて、次週の水曜が締め切りのような流れになっています。

これ。たしかにあまり時間がありません。宿題を取り組めるよう流れにうまく乗るには、制作時間の作り方が大切です。

時間を見つけられないと悩む生徒に伝えるとき「細かく目標を立てて、見合った作業時間を割り振ろう」というポイントを伝えています。

「宿題を完成させる」という大きな目標を決めてしまうと作る内容も曖昧になる

たしかに、今回の大きな目標は宿題を完成させることです。

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たしかに、そのまま「~~という宿題を完成させる」とだけ、大きい目標を設定したくなります。

ですが、これを終わらせる条件は「宿題が完成できた」「宿題が完成できなかった」の2つだけになってします。はじめに何をするか、最終的にどういったものを作るかも曖昧になります。

このアプローチ。やるぞ!という意気込みはとてもいいのですが、自分自身への期待が大きくなり、やりたいことを大きくとらえるため、すべてやり切ったから課題が提出できる。それ以外は提出できない(しない)といった考えにも陥りやすいです。

細かく目標を立てる取り組みやすくなる

ですので、まず「細かく目標に取り組もう」と伝えます。

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たとえば、LINE Botを作りアウトプットする宿題を技術・企画・アウトプットの目線で細かくしてみます。

このように、

1.【技術】授業で作ったLINE Botサンプルをもう一度動かしてみる
2.【企画】組み合わせやすそうなAPIをGoogle検索などで調べてみる
3.【技術】【企画】好みのAPIを1つざっくりと決める
4.【技術】そのAPIをaxiosだけでシンプルにつないでみる
5.【アウトプット】Qiitaに記事を書くためにここまでの下書きを一旦書いてみる
6.【技術】【企画】うまく行けそうならシンプルに試したものを何とか元のLINE Botに組み込んでみる
7.【技術】【企画】【アウトプット】そのままLINE Botを仕上げて、面白くできないか試行錯誤する
8.【企画】【アウトプット】Qiitaの記事を仕上げてTwitterに投稿する

と細かく分けることができます。

もちろんこれはあくまで一つの例です。きっとみなさんそれぞれ、技術・企画・アウトプットするための見通しは違うので、目標の立て方は変わってくるでしょう。

ですが、ひとつひとつの目標が「すぐ取り掛かれるな」と思えるくらいのボリュームに整えておくことが大切です。

細かく分けると良いことが起こる

目標が小さくなり取り組みやすくなると、

達成感が得やすい
目標が小さいことで立ち向かいやすくなり、つどつど達成感を得やすくなってポジティブに宿題に取り組められる
軌道修正がしやすい
「この目標で手が止まってしまったので、別の目標にトライをしてみよう」といった軌道修正もしやすくなる
次につながりやすい
やり残した目標や新しく出てきた目標を認識でき、宿題が終わった後にもさらに取り組める

といった良い効果が生まれます。

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なにより、達成できた小さい成果が自分に積まれていきます。その成果に自信が持てるので、出来ているところからアウトプットしやすくなっていきます。

プロトアウトスタジオでは全体として、少しずつでも自ら企画したものを技術でカタチにしてアウトプットすることを重要視しているので、出来ないことを恐れず、出来ることをたくさん掴んでいきましょう。

見合った作業時間を割り振ることもできる

小さな目標で取り組むことで、締め切りまでに制作できる時間を考えつつ見込みも立てやすくなります。

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このように、授業のある土曜は夜になるので取り組む時間は少な目。比較的、日曜はまだ時間はあると思われます。月~水までは、仕事があることを考えると、あまり取り組めないと見込んだほうが良いでしょう。

無理に時間を捻出するのは結局続きません。まず、普段としてどうかという認識を持つことが大切です。

さらにポモドーロテクニックで試してみよう

目標と時間の設計ができるようになってきたところで、もうひとつ。ここで、さらに踏み込んでポモドーロテクニックを試してみるのもおススメです。

ポモドーロテクニックはこちらの記事が分かりやすいです。

こちらで紹介されている通り、

1. 達成しようとするタスクを選ぶ
2. キッチンタイマーで25分を設定する
3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する
4. 少し休憩する(5分程度でOK)
5. ステップ2~4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する

というシンプルなテクニックです。

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ひとつだけ決めた目標に集中して取り組むことがポイントで、30分間という短い集中で立ち向かい、適度な休憩もいれることで高い生産性を保つことができます。

ここまでお伝えしている、小さな目標を立てることで取り組みやすくし、締め切りまでの制作できる時間を意識し、ひとつひとつの目標に対して時間を割り振れるようになっていることができれば。ポモドーロテクニックの持つ目標を1つを集中して取り組むやり方は、より効果を発揮します。

ポモドーロテクニックは短い時間でガンガン取り組むため、人によって得手不得手があるかもしれませんが、手法の一つとしてこういった目標と時間への取り組み方も、ひとつ覚えておくとよいでしょう。

これは私の経験ですが、たとえば自分が立てる目標に対して、ポモドーロテクニック何ステップぶんであるとか、どれくらいの時間がかかるかであったり、技術・企画・アウトプットのうちよく進行する得意なタスクが分かったり、と自分のことが見えてきて、結構楽しくなってきます!

細かく目標を立てると色々と見えてくる

「宿題を完成させる」といったような大きな目標と立ててしまうと、成功か?失敗か?で取り組んでしまい、なかなか完成させられず苦労します。

このように細かく目標を立てることで、作ることができる時間とも折り合いをつけながら、小さく達成感が得てちょっとずつ軌道修正をしつつ取り組むことができます。

プロトアウトスタジオで大事にしている、まず小さく作ってアウトプットしてフィードバックを受けて進めていくという話にもつながってくる、こういった宿題への取り組み方を日々の授業で伝えています!

また、この記事で、プロトアウトスタジオの興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらのページの無料説明会お申し込みフォームから気軽に話を聞いてみていただければと思います。



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