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大手春の新作テイスティングレポートの話

※今回の投稿は基本的にはInstagramの内容の転載となります
最近noteの更新ができていないけど構想はあるのでそのためのギアアップと、
noteとInstagram間でのフォロワーさん連携が取れてないので、新鮮に読める方が多いかなと。
基本的には褒め過ぎも貶し過ぎもしないように努めた。 #PRではない

とはいえ少し追記もするので全員損しない内容にしている。

【大手新作テイスティングレポート】


最近リリースが多いですね。
大手の新作が多いというのはつまり、季節が変わったということです。

そよ風エール、ヱビス シトラスブランだけにしようと思ってたらジューシーエールも出たので無理やりねじ込みます。笑

前半


◆そよ風、シトラスブランはプレミアムモルツ香るエール(青)と同時に飲み比べられました。

プレモル青はエールだけあり、青い香りや水あめっぽさがあったのですが、そよ風は何の香りもとれませんでした。
その代わりクリーミーなフィニッシュとバナナのようなフェノーリックさが味に内包されており、程よい酸味との調和がフルーティに思わせるバランス。プレモル青と比べてみると日本酒のようなアルコール感がなくなっており、苦みも減った分甘く感じ飲みやすく軽快に感じました。
こんなに吟醸香あったっけ?
プレモル青はモルトも弱くピンとした酸味が気になる…
対するそよ風は、先日のキリン晴れ風と全くの同路線。
晴れ風もInstagramにて前にレビュー載せたのでご参考までに。





◆ヱビス シトラスブラン
柑橘系の香りはあるのですが弱く識別できないくらいのレベルはやや残念。
しかし柑橘フレーバーなのに5%のヱビスらしいボディの立体感があり、あくまでヱビスブランドだという主張をしているかのよう。フルーツビールというにはどっしり。
レモングラスと小麦使用というのがポイントなわけですが印象的にはハーブ、中でもローレルのようなリーフ系、人によってはカルダモン?のようなスパイシーさを感じました。
でも面白いんですよね。ホップビタネスによってベルギービールのような複雑さを演出できてます。
ちなみに。
もっとウィートエール感が出てるかと思いきや、小麦は色がクリアだし口当たりの良さのためだけに使われたのかなと僕は感じました。
個人的にはテーマがちゃんと掴みきれたのでこれが一番好き✨

後半


◆ヱビス ジューシーエール
結論から言って、この商品にはリトマス試験紙みたいな働きがあります。
様々なテイストのビール(クラフト)を飲んできた方は物足りなく感じるし、大手のビールを長く飲んできた方は気に入ってるのではないでしょうか。飲み手がどちらサイドなのかが分かれてくようで興味深いですね。

グレープフルーツ果汁を使ったリッチなプロダクトが主眼だったのだと思いますが、前評判どおり果汁感は期待ほどはなく、「ヱビス流シャンディガフ」という印象を受けました。
例えるならライムを入れたコロナの爽快さの近さはあるのですが、
生ビールという表記から麦芽50%以上はクリアしていることを鑑みても、
モルトもホップも虚弱で、クラフトビールにはもっととんでもない商品がたくさんあるので、笑
この程度では感動はないというのが本音でしょう。
300円台だとしたらキルメスとか、エチゴビールさんとかのほうが飲んだ甲斐がありそう。
フルーツラガーだったとしらこれくらいの着地でよしとしたのでしょうか。だとしても常陸野ネストさんのフルーツラガーのほうがジューシーですね。
(常陸野さんがすごいだけなんだけど)
嫁からの評価は高かったです。


◆終わりに


サントリーさんはともかく、
ヱビスさんが最近限定フレーバーを出しているのと恵比寿の新工場稼働開始は関連しているわけで、
昨今の限定ビールはその工場の販促物なんだなと自分には思えました。
市場の反応を見ていると邪推してます。
まだまだこんなもんじゃないそ、というメッセージがあるような?
工場限定のビールもあるそうですし、現地訪問が楽しみです。

余談。このInstagramの投稿でタグ付けしたサッポロビールさんからいいねいただきました。笑
さすがです。サントリーさんからはなし。

このとき気づいたけど、ヱビス単独のInstagramアカウントってないんですね。
もったいないなぁ。


ビールと音楽とクリエイティブを中心に少し突っ込んだことをまとめるように心がけています。 サポートしていただけると心の励みになります。