【1$の価値】その4。

シモダです。暑中お見舞い申し上げます。

今回も引き続き1ドルでできる事について。かれこれ数ヶ月に及びこのスケールの小さな遊びを続けたおかげで、最近だと巷(限りなく狭い僕の周辺)でも「〇〇円で何ができるか」を提案してくれる人が増えてきた。とても素晴らしい兆候だと思う。その中でも最近面白いなあと思う活動について、今回は書いていきたい。

さて、突然ですが皆さんはスマホにカバーをつけていますか?

つけている人はそのカバーをどの程度の頻度で交換しますか?

「うーん、カバーは使っているけどそんな頻繁に交換しないなあ」というそこのアナタに今回ご紹介するのはこちら……と通販番組みたいな切り出しになってしまったが、軌道修正できないのでそのままご紹介するのが『クリエイターズスマホシート』(CV:大山のぶ代)という企画。巷の作家さんたちがこの8月から新たに始めた試みである。

詳細は公式アカウントのTwitterや急行2号さんのnoteをご参照いただくとして、100円で好きな作家のイラストをスマホのカバーにできるという、まさにこの1$企画のために始められたといっても過言ではない(過言)素晴らしい企画。


上記ツイートを参照しながら試しにやってみた。最寄りのセブンイレブンに100円を握りしめて行けばシートが手に入る。100円を投入して、タッチパネルを数回触るだけ。時間にしておよそ数分。簡単。何なら初めて入ったセブンイレブン店内で端末装置を探す方が時間がかかった。

今回は暑かったので、涼しげなリチャード君のイラストを印刷。このイラストを見るだけで心なしか涼感を得られる気がする。ご覧の通り100円なので、プリント可能な期間中は様々な作家さんのイラストを印刷して、スマホカバーに装着することができる。恐ろしく楽しい時代になったものだ。

この企画に関して面白いなあと思う点が二つある。一つはスマホカバーを気分によって使い分けるという新しい遊び方を提示していること。服や靴は自然と気分で色々なものを使い分けているのに、そういえばスマホケースは何となく買ったままにしている。そりゃ確かに数千円するスマホケースをいくつも買って日々入れ替えるなんてことはそうそうやらないだろうけど、1デザイン100円ならハードルもだいぶ下がる。今日は暑いからコレ。今日はフォーマルな場所だからコレ。みたいな感じで、普段常に手にしているスマホの外装を変えることができる。

もう一つは100円を使って自分たちが何かをするのではなく、100円を使って誰かに何かをしてもらうという遊び方の提示をしていること。未だかつてこの1$企画では「100円を使って何ができるか」を考える上で、単純に消費して何ができるかしか考えてこなかったので、正直やられたと思った。思った、というかやられた。

セブンイレブンなんて至る所にあるから、仕組みさえ作ってしまえば各地の人が楽しむことができる。この企画でひたすらにゴリ押ししている《1$でできること》の新しい形を見させてもらった。あとこれを書きながらもう一つ面白い点が浮かんだけど、あまり長すぎるのもよくないので割愛する。

冒頭にも書いたように、「100円を使って何ができる?」ということを考える人が巷で増えてきた。同じ100円でも、より面白がって、意味のある使い方をしていく人が増えたら、何となく色んなことが変わっていくような気がして、とてもワクワクしている。今後も〇〇$(〇〇円)で何ができるかという遊びが巷(もう少し広い範囲)で広がっていくことを切に願いながら、スマホシートをちょきちょきしようと思う。

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