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楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」の明るさが令和には眩しすぎる。

 ほっとけないよー♩

 なんて明るい歌なんだ。
 楠瀬誠志郎の「ほっとけないよ」。
 ほっとけないよのサビのほっとけなさ具合。
 こんなバチボコな明るさが平成の初期にはあったんだよなあ。
 楠瀬誠志郎の歌い様も、非常に耳に残る。
 本当にほっとけなさそうに歌うのが良い。

 これ精神状態が「もうほっといていいよ」の時、本人はどうやって歌うんだろう。
 重い腰を上げるように歌うのだろうか。
 絶対「もうほっといてもいいだろ」の期が来るはずなんだよな。

 あと、この令和に「ほっとけないよ」を聴くのが精神状態的に良い。
 例えば、ふと街中を歩いている時。目の前に困っているご老人。
 ああ、遅刻気味の今。手助けをすれば間に合わないかもしれない。
 悲しいまでに道ゆく人は手を差し伸べない。
 
 そんな時に流れる!楠瀬誠志郎の「ほっとけないよ」!

 ほっとけないよー♩
 君をっ!早くっ!
 強くっ!抱きしめたいいっ♩

 間違いなく僕はおばあさんを最寄りの駅まで送ることだろう。

 下を向きがちな今の時代こそ聴いてほしい。
 ほっとけないよ。
 ほっとけないよがこんなにほっとけなくなる時が来るなんて思わなかったな。 

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