野球グローブの紐交換 上手な結び方①ネットウェブ編
グローブの紐が切れたけど、お店に交換をお願いすると高い・・・
自分でできるのかな?
そんな方のために、紐交換の具体的な方法を、グローブの部位毎に記事にしてみました。
交換に必要な紐の長さも記載していますので、無駄なく交換することが可能です。
こんな方におすすめ
・紐交換を自分でやってみたい
・どんな道具が必要か知りたい
・なぜ紐がすぐ切れるのか知りたい
野球グローブの紐交換 上手な結び方①ネットウェブ編
ネットウェブの紐の通し方を解説します。
ネットウェブとは、親指と人差し指の間の部分です。
他の部位を交換したい方は、以下の「部位別まとめ」からどうぞ。
グローブの形により異なりますが、以下の画像を参考に通してみて下さい。
ちなみにどんな通し方をしても、最終的な結びめの位置が異なるだけです。
オリジナリティ溢れる通し方をすれば、更に愛着が湧くかもしれませんね!
野球グローブの紐交換 トンボウェブの紐の結び方:必要な紐の長さ:約55cm
まずは「トンボウェブ」と呼ばれるパーツから通し始めます。
形状により異なりますが、この部分で使用した紐の長さは「55cm」でした。
トンボウェブの手の甲の部分から、左右対称に紐を通していきます。
この際、紐の表裏に注意してください。
※最終的に紐の裏側同士が向かい合う形になります。
トンボウェブの水平部分に紐を通します。
途中に穴がありますが、最後まで貫通させてしまいます。
ここで本体の出番です。
人差し指の指先の爪側から紐を通します。
そのまま、人差し指の爪先の穴(腹から爪側)に通します。
ボールの捕球面に紐の表が来るように注意してください。
トンボウェブの水平部分を一気に貫通させます。
途中に穴がありますが、これは無視です。
親指部分を通していきます。
基本的には、先に通した人差し指と対象です。
最後だけ少し複雑。
トンボウェブの水平部分の下の穴から、以下の写真のように通します。
途中の穴は無視。
これで終わりです。
最後に余分な紐を切って完成。
全ての紐を通し終えた後に微調整をするため、この時点では紐を結ばなくても大丈夫です。
野球グローブの紐交換 Tネットウェブの紐の結び方:必要な紐の長さ:約110cm×2
次はいよいよTネットウェブ部分のメインです。
ここは少々複雑なのでゆっくり進めましょう。
手の項から見て右側と左側に分かれます。
それぞれ利用する紐の長さは約110cm。
左右対称となるだけで、基本的な結び方は変わりません。
ウェブ部分②左側
ウェブ部分の左側の紐を通します。
手の甲側から見て、人差し指の左上から右下に紐を通します。
T字ネットの左から右に通します。
ウェブ部分②左側の繰り返し
T字ネットの垂直部分の穴に、手の甲側から通します。
一つ前に通した紐の右上の隙間から紐を通します。
少し複雑です。
人差し指の次の穴に通し、通した穴の左上の隙間から外側に出します。
ここまでが「ウェブ部分②左側の繰り返し」1セットです。
始めに戻り、同じように紐を通していきます。
最終的に、以下の状態になるまで繰り返します。
ウェブ部分②左側の最後
最後は手のひら側から甲側に、T字ネットの穴にも通します。
結ぶための遊びを残して、余分な紐を切りましょう。
以上で終了です。
ウェブ部分②右側
ウェブ部分の右側の紐を通します。
親指の甲側の爪先から右下に通していきます。
T字ネットの右から左に通します。
ウェブ部分②右側の繰り返し
T字ネットの垂直部分の穴に、手の甲側から通します。
その後、一つ前に通した紐の左上の隙間から紐を通します。
少し複雑なのでご注意下さい。
親指の次の穴に通していきます。
先ほどと同じように、一つ前に通した穴の右上の隙間から紐を通します。
ここまでが「ウェブ部分②右側の繰り返し」1セットです。
始めに戻り、同じように紐を通していきます。
最終的に、以下の状態になるまで繰り返します。
ウェブ部分②右側の最後
最後は手のひら側から甲側に、T字ネットの穴にも通します。
紐を結ぶための遊びを残して、余分な紐を切りましょう。
以上で終了です。
グローブの紐のお手入れ、サボっていませんか?
この記事をご覧頂いている方。
恐らく、切れてしまったグローブの紐を、自分で結び直そうとしている人でしょう。
自分自身で治そうとする心意気、きっとグローブを大事に扱っている方だと思います。
しかし、一点だけ。
なぜグローブの紐が切れたか?
考えたことはありますか?
長年、愛用しているグローブだから?
そうですよね。私もここ数年、土日はずっと使っています。
自分のグローブを愛しすぎて、一切、他に浮気していません。
一生懸命練習しているから??
分かります。私も一生懸命練習しているつもりです。
特に土手や指先の紐は痛みが激しいですよね・・・。
・・・・
よ~く考えて下さい。
紐自体について、意識してお手入れをしていますでしょうか。
当たり前ですが、紐だって立派なグローブの一部。
ちゃんと革でできており、お手入れをするのとしないのとでは伸縮性やしなやかさ、ひいてはグローブ本体の性能に大きく影響します。
・日々、紐の裏まで歯ブラシなどでしっかり汚れを落とす
・一か所に負担がかからないよう、定期的に締め直す
・意識してオイルを浸透させる
これらをしっかりやれば、グローブ本体の性能が全然違ってきます。
特に買ったばかりの紐は固く乾燥しており、固形のグラブオイルでは浸透性の面で弱いです。
以下のような液体オイルを使用し、紐の内部までしっかり浸透させてあげましょう。
※スプレータイプのオイルがありますが、紐自体を狙い撃ちするのは難しいです。液体+ハケで集中的に塗るのをおすすめします。
これをやっておくだけで、紐の持ちとグローブ自体の伸縮性が全然違ってきます。
騙されたと思って試してみて下さい。
※偉そうに書いてしまいましたが、実はこれ、行きつけのスポーツ用品店のオッチャンに私が言われた内容なのです笑
オイルを浸透させると本当に性能が変わりますよ!
紐交換の方法は、以下のまとめからどうぞ。
部位別に検索が可能です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?