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井筒俊彦についての読書ノート!

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井筒俊彦の思想に触れたい!と言う人のためのマガジン。何かしらのヒントになれば幸いです。
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#意味

読書ノート 「言語と呪術 井筒俊彦英文著作翻訳コレクション」 井筒俊彦 安藤礼二監訳 小野純一訳

 原文 Language and Magic: Studies in the Magical Function of Speech 【目次】  まえがき 第一章 呪術と論理のあいだー予備的考察 第二章 神話的な観点からみた言語 第三章 聖なる気息 第四章 近代文明のさなかの言語呪術 第五章 「意味」という根源的な呪術 第六章 内包の実体化 第七章 言葉の持つ喚起力 第八章 構造的な喚起 第九章 自発的な儀礼と言語の起源 第十章 呪術の環のなかの言語 第

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読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」① 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

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読書ノート 「井筒俊彦全集2 イスラーム文化」 井筒俊彦  

 1993年刊行の中央公論社版井筒俊彦全集その2。現在は慶應義塾大学出版部からの全集と、英文著作翻訳コレクションの2つが参照される事が多い。とはいうものの無論この全集の内容も井筒の著作であることに、そしてその重要性に何ら変わりはない。付録のパンフレットの末尾の編集部だよりに「井筒俊彦先生は、1月7日、逝去されました。告別式はご意思によりとり行われませんでした」という記載が、切迫感とともに、重大な歴史的な場面に遭遇した気持ちになる。  付録にある丸山圭三郎の「追悼 井筒俊彦先