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井筒俊彦についての読書ノート!

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井筒俊彦の思想に触れたい!と言う人のためのマガジン。何かしらのヒントになれば幸いです。
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#コトバ

読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」① 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

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読書ノート 「『コーラン』を読む」 井筒俊彦

 最重要の「開扉」ーメッカ啓示、こんな感じです。 「慈悲深く、慈愛遍きアッラーの名において、讃えあれ、アッラー。  万世の主、御神、裁きの日の主催者。  あなたこそを、我々は崇め祀る。  あなたにこそ救いを求める。  願わくば我々を導いて正しき道を辿らしてください。  あなたの怒りを被る人々や、踏み迷う人々の道ではなく、  あなたが良しとする人々の道を歩かせてください」 これだけの文を、390ページ以上のテクストで説明するという本。実際に行われた10回の講演録

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読書ノート 「井筒俊彦全集2 イスラーム文化」 井筒俊彦  

 1993年刊行の中央公論社版井筒俊彦全集その2。現在は慶應義塾大学出版部からの全集と、英文著作翻訳コレクションの2つが参照される事が多い。とはいうものの無論この全集の内容も井筒の著作であることに、そしてその重要性に何ら変わりはない。付録のパンフレットの末尾の編集部だよりに「井筒俊彦先生は、1月7日、逝去されました。告別式はご意思によりとり行われませんでした」という記載が、切迫感とともに、重大な歴史的な場面に遭遇した気持ちになる。  付録にある丸山圭三郎の「追悼 井筒俊彦先