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井筒俊彦についての読書ノート!

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井筒俊彦の思想に触れたい!と言う人のためのマガジン。何かしらのヒントになれば幸いです。
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#井筒俊彦

読書ノート イブン・アラビー著『叡智の台座』第 12 章「シュアイブの言における心の叡智の台座」相樂 悠太訳

「井筒俊彦ざんまい」にも言及されているように、イブン・アラビーの主著である「叡智の台座」はいまだ日本語訳がない。読みたいなあとネット検索をしていたら、慶應義塾大学, 言語文化研究所, 特別研究員(PD)の相樂 悠太さんという方が、部分ではあるが翻訳し、公開しているではないか。早速読ませていただき、メモっています。その後にもイブン・アラビーの研究を継続しているらしく、陰ながら応援しております。いつか岩波文庫になればいいな。  ここでは論文の前段と、主部である翻訳「第12章・シュ

読書ノート 「老子道徳経」 井筒俊彦・古勝隆一訳 【追記 再投稿】

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読書ノート 「超越のことば」 井筒俊彦

 5つの論文が掲載されており、そのうちのひとつは、岩波新書で独立して書籍化された「存在と意識の真相 ーイスラーム哲学の原像ー」である。  他の4つを中心に読む。  

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読書ノート 「ロシア的人間 井筒俊彦著作集3」 井筒俊彦

 慶應義塾大学出版局ではなく、中央公論社の著作集。  付録に付いている江藤淳のエッセイが興味深い。大学における井筒の言語学概論授業の様子を鮮やかに描き出している。 「井筒先生は、ベルが鳴ると同時に白墨を鷲掴みにして教壇に現れた。ノートを持っているわけでもなければ、本を抱えているわけでもない。いつも太いストライプのワイシャツを着て、ネクタイピンで襟元をとめ、突然即興的に話し出すというスタイルの授業である。したがって、雑談もなければ脱線もない。仮に脱線があったとしても、それはど

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読書ノート 「意識と本質 精神的東洋を索めて」 井筒俊彦

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読書ノート 「言語と呪術 井筒俊彦英文著作翻訳コレクション」 井筒俊彦 安藤礼二監訳 小野純一訳

 原文 Language and Magic: Studies in the Magical Function of Speech 【目次】  まえがき 第一章 呪術と論理のあいだー予備的考察 第二章 神話的な観点からみた言語 第三章 聖なる気息 第四章 近代文明のさなかの言語呪術 第五章 「意味」という根源的な呪術 第六章 内包の実体化 第七章 言葉の持つ喚起力 第八章 構造的な喚起 第九章 自発的な儀礼と言語の起源 第十章 呪術の環のなかの言語 第

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読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」③ 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

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読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」② 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

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読書ノート 「東洋哲学覚書 意識の形而上学 『大乗起信論』の哲学」① 井筒俊彦

目次 第一部 存在論的視座 Ⅰ 序 Ⅱ 双面的思惟形態 Ⅲ 「真如」という仮名 Ⅳ  言語的意味分節・存在分節 Ⅴ 「真如」の二重構造 第二部 存在論から意識論へ  Ⅵ 唯「心」論的存在論 Ⅶ 「意識」(=「心」)の間文化的意味論性 Ⅷ 「心真如」・「心生滅」 Ⅸ 現象顕現的境位における「真如」と「心」 Ⅹ 現象的世界の存在論的価値づけ Ⅺ 「空」と「不空」 Ⅻ 「アラヤ識」 第三部 実存意識機能の内的メカニズム XIII 「覚」と「不覚」 XIV 「不覚」の構造 ⅩⅤ

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読書ノート 「神秘哲学 ギリシアの部」 井筒俊彦

序 文 第一部 ギリシア神秘哲学 第一章 ソクラテス以前の神秘哲学  (1)ディオニュソス神  (2)クセノファネス Xenophanēs  (3)ヘラクレイトス Hērakleitos  (4)パルメニデス Parmenidēs 第二章 プラトンの神秘哲学  (1)序  (2)洞窟の譬喩  (3)弁証法の道  (4)イデア観照  (5)愛(エロース)の道  (6)死の道 第三章 アリストテレスの神秘哲学  (1)アリストテレスの神秘主義  (2)イデア的神秘主義の否定  (

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読書ノート 「コスモスとアンチコスモス」 井筒俊彦

 ここでは、「事事無礙・理理無礙ー存在解体のあと」について記載する。

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世界を、構築する、構築したものを描写する。⑬井筒俊彦「言語と呪術」

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世界を、構築する、構築したものを描写する。⑤コスモスとアンチコスモス 井筒俊彦

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読書ノート 「読むと書く 井筒俊彦エッセイ集」 井筒俊彦

 『井筒俊彦全集』未収録のエッセイ集。   ここには例えば、   ラカンの心理学は「無意識はコトバである」という基本テーゼが示すように、著しく言語関与的であり、その上、元来ソシュールの言語理論を継承し展開させたといわれる彼の立場は、この点では、むしろ唯識哲学の中核をなす「言語アラヤ識」論の系統に属すといっても過言ではないほど東洋的 など、琴線に触れるフレーズがいっぱい。   読むべきなのは第二章「言葉とコトバ」にある「東洋思想」「意味論序説―『民話の思想』の解説をかねて」

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