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情報のゴミ屋敷から抜け出すために

目が覚めている間、網膜にスマホやPCの画面が映っている時間を計測したらどれくらいになるのだろう。

きっとうんざりするほどの時間、果てしない時間が算出される。うんざりするとわかっているので、時間を計算するのはやめておく。

スマホやPCに触れる時間というのはおおかた「情報」に触れる時間と言い換えても過言ではない。

「知るは正義」。情報社会になってからというものの、情報を持つ重要性が加速している。その速度はいわば二次関数のグラフを描くように止まることを知らない。

1日24時間という事実はいつの時代も変わらない。しかし、状況というのは変わる。

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あまりにも肥大化した情報に触れるうちに、必要な情報も、そうでないものも、とりあえず自分の周りに置くようになった。そして、自分が何をしたいのかを見失い、かわりに情報をどうやって集めるかに囚われるようになった。

ふとした瞬間に、情報全てに疲れてしまったので、抜け出し方を考える。

情報の整理の仕方

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情報の整理は掃除と一緒。

・無駄な時間・情報に気づく
・いらないものを捨てる
・必要なものを整理する。

簡単なルールにすることは、どんなことにおいても大切だ。

スマホの通知を切る

物理的にスマホと自分との距離を取るようにした。
iPhoneユーザーなので、「おやすみモード」で22時〜7時までの通知をオフに。

また、手元にスマホがあるとつい弄ってしまうので、22時になったら充電器に刺し画面を下向きに。充電器がある場所は普段過ごす場所とやや遠いことにすることで物理的な距離を保つようにした。

Gmailなどの通知が溜まりやすいものはバッジも非表示に。2桁以上の数字がアプリに表示されているとどうしても気になるし、どことなく疲れてしまうので、いっそ見えなくした。
「いつか見よう」はいつまで経ってもやってこない。

アプリを整理する

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・時間の無駄だと感じながらも見るアプリ
・多分1週間は開いてないアプリ
・「いるかな?」と悩むアプリ

これらは全て削除した。

SNS関連のアプリも、あらかた削除した。
必要な時はブラウザから見れば事足りる。

普段は使わないけど、入れておかないと困るアプリは、ホーム画面から削除した。Appライブラリから起動できるし問題ない。部屋の掃除と同じで、「とりあえずなんでもBOX」に突っ込んでいる気分になる。

必要だと思ってダウンロードしたものも、蓋を開ければ使っていないものばかり。アプリなんて必要だったらまた入れればいいだけなので、とりあえず手放すという選択肢は悪くない。

アウトプットの場所を設ける

情報は捨てるだけでなく、自分がアウトプットすることでさらに整理することができる。

アウトプットという行為は、自分に足りていない情報や知識が何なのか知る機会になる。

<僕がしているアウトプット>
・note
・ブログ
・Instagram

人に見せない日記などのアウトプットももちろんいい。

僕個人としては、人に見られるものという状況があることは、より必要な情報や必要な見せ方を熟考できるので性に合っていると思う。

情報を受けるのではなく、出すという行為は、知らないということに気づくこと。

それを繰り返すことで、「いらない情報」が逆説的に導かれて、無駄な情報に惑わされなくなる。

本を読む

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情報を得る場所で、最も有意義なのは「本」だ。

ネットに玉石混交の情報が渦巻いており、僕も含めた多くの人は「玉」ばかり掴んでいると錯覚する。でも大抵の場合は「石」だ。

他方、本は、それなりの人々が、それなりの人数で出版というゴールまで繋げたもの。ネットの「石」ばかり掴んでいるよりは ー こういう言い方をしてななんだが ー 効率良く自分の知識になる。

何度も推敲された文章だからこそ、素晴らしい表現もたくさんある。語彙も増える。

そして、本の最たる良いところは、本に向き合う時間目の前にあるのは本だけということ

スマホの画面を見ている場合は(架空ではあるものの)画面の裏側に情報の海が広がっている。端的にいうと集中しづらいのだ。

文章も写真も、この歳になって改めて、本で学ぶ重要性を再認識している。

最後に

たくさんの情報がある今の社会が全くもっての悪というわけではない。スマホひとつで星の数ほど (あるいはそれ以上の) 情報に接触できるのは、現代の叡智にほかならない。

しかし、大は小を兼ねない。

なぜなら、人間の時間は古来より1日24時間という事実に変化がないから。
なぜなら、整理できないほどの大量の情報は人を疲れさせるから。

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Less is more.

自分がよりよく生きるために必要な情報は、ほんのひと握りかもしれない。

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Instagramやってますのでぜひお時間ある時に覗いてください。




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