お絵かきは博打だ 小さい頃、お絵かきをして褒められたという経験が今のわたしをつくっていると思う。わたしはその頃から今の今まで内向的である。たとえば昔の写真を見返してみると、写真にうつった小さなわたしは、ここに居たくはないという顔をしている。いつ見返しても、やっぱりそういう顔をしている。そんなわたしがひとつだけ誇れることは、お絵かきが好きだということだ。でも、子どもの頃のようにうまくいくことばかりではない。わたしは、絵を描いている最中はもちろん、絵を描いていない時でも絵を描く