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絵で読む物語

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絵と詩で物語を表現しています。 そこからイメージした見てくださった貴方だけの物語。 文章での物語も別で掲載していきますが、それぞれ楽しんでいただけたら幸いです。
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#花

②green coffee 【詩〜絵で読む物語〜】

色とりどりの花が咲き誇る中 ずっとずっと空が泣いている そこへ向かう途中に赤が灯る 花々の美しさは知ってるのに どうして足は止まってしまう 溢れ出したものが、そこから遠ざける 辿り着いたのは「本当」を言える場所 ただ、受けとめてくれる貴方 緑が灯った後、少しだけ軽やかに ******** 絵で読む物語 【②green coffee】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」 ただの絵として、あなたなりの物語をつくるきっかけとして、文字の物語の

⑥-2 drip bag(green coffee)【詩〜絵で読む物語〜】

分かってるよ でもそうすることしかできないし、別にそれで あとは少し分かるから、気をつける 知ってるけど ただ考える君の為に、ただそれだけ そうだと知っていたって、踏み出した 見てるようで 何も見ていなかったことに、気付かぬまま いつも「つもり」だったままで、走り出す バラバラと無色のまま、混じることなく渦巻く ******** オダマキの花言葉はInstagramに記載しています。 絵で読む物語 【⑥-2 drip bag(green coffee)

⑦ drip bag(stardust coffee)【詩〜絵で読む物語〜】

それは、思いもよらない 追い詰められて、瞬きさえできずに それは、思いもよらない 差し出された手、後ずさってく気持ち それは、思いもよらない 優しかった手、見えてなかった自分 重なり合う手、帯びていく熱 ******** 芝桜の花言葉はInstagramに記載しています。 絵で読む物語 【⑦ drip bag(stardust coffee)】 文字で綴った物語を絵で表現していく「絵で読む物語」

ただの絵として、あなたなりの物語をつくるきっかけとして、文字

⑩‐1 Beef Stew【詩〜絵で読む物語〜】

あの人は、何も知らず 「綺麗だ」と手を伸ばす きっと花の名すら、どうだっていいんだろう その手に触れられても、花は微笑まないだろう 私は、思い込んだ 「知ってる」と微笑んだ ずっと花だけ見て、知ってるつもりでいた その笑顔を向けられ、花は微笑んだフリだけ いつも、美しい部分だけ見て いつも、勝手なイメージだけで あの人も、私も、何も見えてない 耳を傾けて、視界に入った緑色 ずっと深くて、なかなか見えない茶色 両側で咲くそれぞれの花 ちゃんと見よう、

⑩‐2 Beef Stew【詩〜絵で読む物語〜】

どうしたって、変えられない 「私」であることで伸びてしまう距離 きっと近づけば近づく程、遠ざかる 大切だから、近くにいたい 大切だから、近づけない どうしたって、変えられない 「私」であることで縮まってく距離 ほっとしてもらえる瞬間に、緩んだ頬 それは些細な、でも驕らずに それは些細な、でも大切 どうしたって、変えられない 「私」であること、それだけは唯一 大切だから一緒にいたい、このまんまで 複雑なまま、今まで通り 複雑なまま、あるがままで *