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余談欄です。開いてしまった方、何も書いてなくてすみません。
満ちた感情もやがては干上がり そして つぎはもう少しきれいなもので 入れかわり満たされて …
講義中の廊下 足音消して 息を殺して っていうの そんなの気にしないとばかりに ずんずん歩…
そう本気でおもえるまでに どれだけの日をすごしただろう 若気のいたりで入れたと後悔してい…
懐かしい声の主 何を話しているの? よく聴こえない いや、聴きたくない だけど、にげたく…
何か ことば 聞くたび 傷つけられていった近い過去 一人だけの時間がふえた今 勘違い してた…
ただ待った 経過を こごえる水の中 さしのべられる小さな白さを 誰の目にも つくことなく じっと 河底にうずくまっている 名もなき石のように こんなにも透き通っているのに 水の厚みが視界を濁らせる 白か黒 それしかない場所から ゆらゆらさだまらない水の動きを見上げていた。 よりかかった時間を 戻すことも進めることも できはしないまま 『一日あわざれば三秋のごとし』 中国の人が言ったんだっけ そのことばに 響きに 共感と実感が擦り合わさって 音が立ち自身を ねじ切り
『なにを思ってるかなんて知らない』 そんな らしくない挑発的な言葉 で 素直、抵抗しなかっ…
真実をきくのはこわい それが真実と知るのがこわいから 真実と知りながら真実をきくのはつらい…
賑わい 人影を あの沖より もっと先へ 十二月の波がさらった海 厚手のコート 冷たい空気 袖膨…
近づくかけあし ふいに叩かれた肩 萌黄色の封筒を だまっておしつけて そのまま かけていっ…
そう、それは 灯台の眩しさを直視できないでいる僕と 灯台から暗い海を眺めている君と そん…
行き先 乗り換え 時刻表 ぬかりないね 手をつなぐ あたたかい すこしあせばむ 秋の陽気 …
待ち合わせた地下街のはじっこ まだあどけなさをその瞳に残し タクシーが列なす目抜き通り 散り散りまばら 人の波 改札のあかりにつつまれるまで、それまでに つないだ手を自然にきれいに離せるよう 一分、二分、それ以上 立ち止まるのが常 で。 今日はもっと長くいられる日 つないでなくても二つだけの呼吸 青い矢印が北東をしめす いつもの二人を横目に駆け出す 帰りを急ぐ人の数だけ 君の輪郭がひとつ、またひとつはっきりしてくる。 並木、長い橋、黒い川、立体交差、高速のインタ-