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バス🚌に乗るとウキウキする件

緊急事態宣言中だが、仕事で久しぶりにバスに乗った。

1番後ろの席には誰も居らず窓も開いていたので窓際に腰を落ち着かせた。

バス最後尾の心地よい揺れを受けながら初夏のような光のあふれる車窓の風景を眺めていると
ソワソワと心がだんだんウキウキするのを禁じ得なかった。

小さな頃から路線バスが好きだった。車窓の流れる風景を見ながら様々な想いが流れていくのも。

こうして綴っていてもバスの風景と共に様々なことを思い出す。

市民プールに行ったはいいが、水着をあらかじめ洋服の下に着て行ったのに、下着を忘れたので濡れた水着を着て帰ることになった。つい疲れて座席に座ったら、まるでおしっこを漏らしたようにスカートがびしょびしょになっていた恥ずかしいこと。

祖父母の住む東京に遊びに来た夏休み。新宿西口からのバスに乗ったら眠くなって最後尾の座席ですっかり横になって寝てしまったこと。

ドイツのロマンチック街道を路線バスで移動し、刻々と彩りを変化させる夕景の空をひたすら見上げていたこと。

バスの景色にその時の心象風景も刻まれているようだ。

バスに乗ることは、どこか現実からの逃避の時間に思えるのかもしれない。運転手に行き先を任せ、目的地までに与えられた自由な時間。電車とは違う空間の開かれた穏やかさ。

今日はそんなバス🚌の魅力を再確認したのだった。

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