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#08 自分にとっての幸せを見つめる

毎月デザインの仕事があって、欲しいものが買えて、二階建ての家に住む。近所には桜が綺麗な公園があって、春を楽しみに生きる。

気の合う仲間と愉快に過ごして、笑顔の素敵な奥さんと猫と一緒に暮らしたい。長生きはしなくてもいいけれど、もし子どもができたら孫の顔が見たい。ありがとうと言って皆に囲まれながら死にたい。

お母さんもおばあちゃんも、お父さんもおじさんも大きな病気をせずに笑顔で暮らして欲しい。

妹の授業参観に行って、学校が終わったらお菓子を一つだけ買ってあげたい。そして、一緒に手を繋いで家に帰りたい。妹が怖い思いをせずに、キレイなものをたくさん見て欲しい。将来、素敵な彼氏を作って欲しい。成人式の前日に一緒にプリクラを撮りたい。一緒にクレープを食べたい。妹と彼氏と僕の3人で居酒屋に行きたい。

灰谷健二郎は日本の児童文学作家。兎の眼や太陽の子、ろくべえまってろよの作者。灰谷健二郎の小説は背伸びをしない、あるのはそのままの言葉と、ありふれた家族の日常。だから彼の物語を読むと、自分にとっての幸せってなんだろうと考える。

お気持ちだけでも飛び上がって喜びます