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大学生活にすべきこととは?

1.大学生1年のつまらない生活からの脱却

2.海外旅行中毒

3.何かへの出会い

4.まとめ


1. 大学生1年のつまらない生活からの脱却

私自身、現在23歳(2020.4)で大学をつい最近卒業しました。私は、文学部の外国語学科として、英語とフランス語を主に大学で学びました。1年間浪人している身としては、一生懸命勉強したいと入学前に考えていました。しかし、大学の授業は私にとって、刺激の薄いものでした。つまり、学術的に自分が求めているレベルにはありませんでした。そんな中、大学の友達と飲みに歩いたり、バイトしたりと、生活リズムが単調で生産性があまりなく、まるで白黒映画のように色味がない毎日を送っている自分に、"海外旅行"という壮大で広い世界観のあるものが、私を誘いました。今まで海外に出たことがない私にとっては、それはあまりにもチャレンジなことで、最初は行くのをやめようとも思いましたが、「やってみよう」「とりあえず、行ってみよう」のような気持ちになり、私を誘ってくれた友達と、1年生の春休み2月に、私にとって初めての海外に行ってみました。

2.海外旅行中毒

初めて行った海外旅行の場所は、"ニューカレドニア”でした。ニュージーランドとオーストラリアの間にある小さなフランス領の島でした。天国に一番近い場所とも言われる程、美しい島でした。初めての海外旅行、いままで見た事ない景色や人、そして聞いたことのない言語や、雰囲気。様々なものが当時の私を刺激しました。日本に帰国した1週間半後に、違う友達とオーストラリアの"ケアンズ"に行きました。この二つの海外旅行が私を、いわゆる"海外旅行中毒"にさせました。

それからというものの、一人旅でさまざまな国へ行ったり、フィリピンのセブ島で英語を学んだり、海外で彼女ができて一緒に旅行したり、ニュージーランドで小学校の先生で国語や算数、体育などを教えたり、タイの大学で、日本語の教育の先生をしたり様々なことをしました。その中でも、バックパック一つで行く"バックパッカー"として行く旅行にロマンを覚え、東南アジアを回ったりし、大学4年間の間に、10カ国以上の国をトータルの日数でいうと、200日ほどいました。

3.何かへの出会い

海外旅行にたくさん行けば行くほど、多くの日本では出会えない人に出会えます。

初めてカンボジアに一人旅をした際に、泊まったビラ式のホテルの日本人オーナーとは、今でも連絡を取っていたり、その方の知り合いから金融界のトップの方を紹介してもらい、金融知識やパーソナルファイナンスのこと、つまりお金について学びました。そのほかでは、セブ島で英語を学んでいる時に同じ生徒としていた、ゴールデン街のバーテンダーさんと仲良くなり、今では一緒に同じお店で仕事をしています。そして、現在ではスリランカで仲良くなったスリランカ人の友達に協力してもらいながら、東京で旅行業務を取り扱う会社を経営しています。

つまり何が言いたいかというと、日本にいたら出会うことがなかった人に出会えたこと。日本でいつも同じ生活、バイトと大学の行き帰りでは味わうことのできない、様々な感情や経験、そして会うことのできない人や成長した自分。大学1年生の春休みに、勇気を出して、チャレンジしようと思って、海外に出ていなければ果たして、今の自分にはなれたでいただろうか。

4.まとめ

現在大学を卒業して、そしてこの4年間の生活を考えると、大学で勉強していたこと、大学内で学んだことももちろんあるが、それではなくこの時間を使って、特に大学の外で多くの学びを得た。

大学ですべきことは、"出会い"、これに尽きる。

これは様々な人種の人々や文化、見たことのない景色や風景に出会う、そして成長して出会えた新しい自分への出会い。大学入学する前にはなかった、ものの見方、価値観、それは全てこの出会いの中で形成される。「これがしたい」「この人を助けたい」「こういう仕事をしたい」これらの想いも、出会いの中で生まれてくる気持ちである。出会いの数だけ夢が増える。

いろんな授業を受けて、学問的にも様々な研究をすることもいいだろう、バイトをして社会という現場を多く学ぶのもいいだろう。つまり、その人によってどんな大学生活にするかは自由。

ただ、未完成で発展途上の自分に何かスパイスをつける為に、何かに出会うというツールほど最強なものはないんじゃないだろうか。この4年間という、長いか短いか分からない時間を何に使うかを、今一度これを読んでいる大学生に考えるきっかけになれば幸いです。そして、大学生だけでなく、様々な方に今どんな生活を自分を過ごしているのかを考えていただければと思います。