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Sussex Student Life 3 ~春学期過ごしてみて~

2022-23、Institution of Development Studies, MA Development Studiesで勉強しています。

Outline
・【選択授業】7つのコア、15個のサブモジュール
・思い出のイベント 
・Development Studies Week
・研究準備、進路準備

★選択授業
・30 Credit
Democracy and Public Policy, Business as a development actor, Sustainability and policy process, Health and Development, The Politics of Gender, Debating Poverty and vulnerability, Design Critical Enquiry

⇒合計60Credit取れるが、少なくとも1つは30Creditのモジュールを取る必要がある。30 Credit は週2回の授業で11週、2時間ずつの分量がある。MA Gender, MA Poverty, MA Governance(DPP), MA Food (SPP), MA Power(DCE)はそのまま専門分野のモジュールを取る傾向にあったけど、MA Devは比較的ばらけていた印象。Fellowたちが属する研究クラスターに紐づいた分類で、コアな担任教授の授業と各専門分野の教授による週替わりのレクチャーの組み合わせで進められる。自身がSPPを選択した理由は毎週Mock Consultancyがありより実践的で前職の内容にも、将来の希望職種にも近い経験ができるから。実際、たくさんのグループワークを通して政策の組み方、進め方、補完の仕方など細部の調整についてレクチャーを受け練習することができた。他のモジュールも同様に秋に比べるとよりハードかつ実践的で、全体練習⇒グループ演習⇒個人演習の流れで進んでいた模様。1月中は移動が可能で、他モジュールのもぐりこみ&資料Getも可能だが、実際あまり余裕はないと思った。論文研究もちらつく時期なので、Term Paperトピックや担当教授の専門等が本研究に近いコースをチョイスするのがマストだろう。評価基準はTerm paper70%とGroup work30%。

・15 Credit
Aid and Poverty, Development in Cities, Climate change and development, Competing in the green economy, Governance in security, Theory of Impact Evaluation, Nutrition, Public Financial Management, Reflective and creative for social change, Unruly politics, Poverty-violence and conflict
⇒多くの生徒はこの中から2つを選択することになる。11週ある春学期のうち、Week1から6のBlockとWeek6から11のBlockに分かれていて、1つづつ選ぶ。Term paperがすべての科目もあればPresentationを課されるものもある。選択した2つのうち、Aidは先生・テーマが週変わりで進み、Impactは先生固定でGroup Presentationがあった。30 creditに比べて新しく興味関心が出た分野にチャレンジするクラスメートも多かったが、Termpaperは1度(5月)にすべて押し寄せるので、ある程度コース選びの一貫性を意識する必要があるかもしれない。

・Research Design 
論文準備のためのモジュールは一部例外を除き必修。春学期唯一の大人数クラスで、セミナーでは他のMAの子達ともごっちゃになる。データの習得方法から、分析手法、ツールの紹介、修士論文の構成まで5週に渡って学び、proposalの提出がモジュール評価となる。Research Designがない週はHouse sessionが入る。必須ではないがこのモジュールが始まるまでに論文のsupervisorを決めて、大枠のアウトラインまでまとめておくとより授業を有効に出来るだろう。

このように、選択肢が増えてより実践的になるが、週によって、人によってスケジュールやタスクが異なるので、情報収集と自律的な生活がより一層大事になる。

★思い出のイベント
・Burning the Clock
→クリスマスにBrightonで行われる伝統祭り。地区ごとに特色のある手作りランタンを掲げながら街中をパレードし、最後は砂浜でまとめて燃やし、打ち上げ花火を楽しむ。クラスメイトと一緒にパレードを追いかけ、素敵な時間を過ごすことができた。

・クリスマスパーティ
→休暇なので旅行にいくor帰国する学生も多かった中、残ったメンバーでsecret santaや各国のクリスマスディナーを食べたりして楽しい時間を過ごしました。イブと当日はバスも電車も動かない点は注意だけど、クラスメートとエモエモな一生で一度の時間を過ごせたのは大正解の選択でした!

・Devils Dyke Hiking
→Devils Dykeは10月にいったSeven Sistersと並んで有名なハイキングコース。キャンパスからはSouth Down経由で3~4時間、10mileほどの道のりだ。春のシーズンはカラフルな花畑が沿道に広がり、とても綺麗。深い渓谷はかつて訪れたペルーのインカトレイル、あるいは中央アジアの牧草地帯を彷彿とさせる。このころになるとIDS同期200人はほぼみんな顔見知りにはなっているが、修論のこと、進路のことを運動しながら相談し合える素敵な時間になった。

・プレミアリーグ
→1月に初めてブライトンの試合を見に行くことができた。本拠地Amexスタジアムは大学のキャンパスから高速道路と電車を挟んだ真向かいにあり、試合日は外からでも得点シーンの盛り上がりを感じることが出来る。今シーズンは開幕から絶好調で、トップ6の強豪の一角を切り崩す快進撃を見せていて、欧州カップ戦も視野に入る。その中心にいるのが共に9月にブライトンにやってきた三笘選手。ベンチから途中出場を経てWC明けからはレギュラーの座をバッチリつかんでいる。観戦した試合はリバプールとの一戦。1-1で迎えた後半ロスタイムにフリーキックからの流れで飛び出した三笘選手のゴラッソに会場は割れんばかりの大歓声。日本人として、Brighton住民として誇らしくなる瞬間でした。サッカー詳しくないよって人もみんな1度は見に行って本場の雰囲気を堪能していた印象。ガチ勢はシーズンチケットをとって追っかけていたのはいうまでもない。欧州サッカーを生で見たのは15-16スペイン留学以来だったが、プレミアの強さと速さ、特に選手のガタイの良さが印象的だった。

・Brighton Marathon
→別投稿で詳しくまとめているので長くは書かないが、2月にハーフマラソン、4月にフルマラソンを経験。共に一万人を超えるランナーが参加する有名なレースで、ブライトンからホーブ方面、マリーナ方面へ続く海岸線やOld SteineからSt Peters church, Elen glove方面へ続く中心街の道の真ん中を大歓声を受けて疾走するのはまさに痺れる経験。ペーサーやカメラマン、ボランティアスタッフの対応も含めてよくオーガナイズされた大会でした。日本では一度も大会に出たことはなかったけど、そこから練習して楽しめるレベルまでこれたので、ぜひたくさんの人に同じ経験をしてほしいです。

★Development Studies Week
→来年度以降出願を考えている生徒向けに行われるイベントで、1週間fellow達による模擬授業、在学生卒業生によるプレゼン、インスタライブ、相談会などが催される。僕はInternational student ambassadorのポジションで各セッションに関わることができ、これまでの経験を次の世代に繋ぐことができてとても満足でした。昨年参加者として出席したときからいずれこういう場に呼ばれて堂々と話せる立場にありたいなって目標をもって1年間やってきたので、まさに夢のかなった瞬間でした。世界のいろんな地域出身で、経歴なんかも自分よりすごい人たちを相手に英語で自分の言葉でIDSのリアルを伝えることができて自信になりました。

★研究、進路 
イースターブレーク頃になると、IDSメンバー全体のグループチャットや国際機関からのメールを通じて様々な研究ポスト、サマーインターンの情報が流れてくる。学校からもお知らせは来るが、それ以上に自分達自身でアンテナを張って情報を収集・共有し、アドバイスを送りあっている印象。卒業後の進路は元の所属にもどる人、開発分野にキャリアチェンジする人、シンクタンクや博士課程で研究を続ける人と様々だが、意外とイギリスに残って仕事を探す人が多い印象。日本人は奨学金の縛りを受けている人たちを除いて、国際機関へのチャレンジを視野にいれている人が多いように感じている。インターンや有期ポストで実績を作って、満を持してのJPO受験を目指してお互い刺激しあっている。

以上、春学期の振り返りでした。次は論文提出後にすべての総まとめ投稿ができればと思います。

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