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イギリス大学院留学 準備編② 合格~渡航まで

★目次
・はじめに
・寮比較
・プレセッションコース
・VISA申請
・研究準備
・授業選択
・学費/寮費の支払
・渡航準備関連

はじめに
 前年11月上旬に合格をいただき、そこから9月まで、予想以上に様々な準備に追われました。人によっては休職・退職手続き、引越、税金・保険関係の申請など、行政的なタスクも多くあるでしょう。Part2では合格後渡航までの期間に行ったことをまとめました。ここからは進学先のSussex大学に特化した情報になる点はご了承ください。

寮選択
 2月ごろに大学寮に関する連絡が届きました。寮費は月々6~12万円ほどで、7つの寮から第5希望までを選択し、決定を待ちます。重要なチェックポイントは所属する学部・部活・アルバイト先からの距離と部屋内トイレシャワーの有無、Flatメイトの人数などでしょうか?ファシリティは2月の地点では詳しく出ていませんでしたが、Youtube等や大学事務局SNSから情報を収集してみてください。食器はこれまでの留学生が置いていったものをバザーのようなイベントで受け取れる日があり、そこまでもっていかなくても良いです。決定は出願が締め切られた後の8月頃ですが、留学生は申請さえすれば基本どこかしらの寮には必ず所属できます。日本人は基本学内寮を選択していましたが、他の国の友人はブライトン市内の寮やシェアハウスを選択する方も多くいらっしゃりました。

プレセッションコース
 
Part1の記述の通り、語学の点数が次点だったため7月~8月にかけてプレセッションコースを受講しました。オンラインだと8週間、オフラインだと5週間のコースでした。9月上旬に寮をいったん出なきゃいけない点、ビザの切り替えが複雑な点、費用面を比較してオンラインに決めました。クラスは平日昼13時~15時に行われ(時間は選べなかった)、時差が近い国の学生15名~20名で進めていきます。英語4技能のテストが中間・期末とあり、Writingは自分の専門に関する小論文(1500word程度)を書く必要があります。進学前に図書館ツールの使いこなし、英語での論文形式、英語でのディスカッション、ブライトン/サセックス情報の収集、同級生とのコネクション構築ができたことは大きなメリットでした。その一方、費用(50万程度)と8月末までCAS(入学許可書)が出ないことは不安要素でした。

VISA申請
 VISA申請にあたっては代理店を利用しました。自力で行う人、サポート(出願書類のチェック)のみを利用する方も多いですが、CASの発行時期の関係で出国まで時間がなかった点、優先ビザサービスを利用する必要があり契約を行いました。費用は3万5千円ほど。申請書類は基本的な情報をミスなく書いていくだけなのですが、過去の渡航履歴を10年間分書くことは時間と労力を要しました。CAS発行が8/23、申請が8/30、ビザセンター訪問が9/2、受け取りが9/15のスケジュールで進みました。通常申請が6週間、優先申請(4万円ほど)が2週間ほどの所要時間です。同時に申請するNHS(イギリス国民保険)、ビザ申請費用等を合わせると大体23万円ほどかかりました。国内で発行されるビザはあくまでも仮ビザで、現地到着後大学registerを済ませたのち現地の郵便局にBRPカード(正式ビザ)を取りに行きます。

研究準備
 
4月頃にIDSWeekという次年度学生向けのイベントが行われ、1週間授業に体験参加することができます。その授業内容や先生からのコメントでどんな準備をしたらいいかという情報をキャッチできると心強いですね。具体的には授業で使う文献を教えてくれます。7月頃にカリキュラムが送られてきて、各授業の担当教授とシラバス、採点基準等の情報を知ることができます。6月頃には日本人OBOG会の皆さんが壮行会?を開いてくださって、現地での生活・研究に必要な情報を分厚いハンドブックをもとに説明していただけます。9月までの期間で、渡航準備と並行して文献のDL・読み込み、論文の仕込みを進めていきました。

授業選択
 
渡航目前の9月頃に選択授業の案内が来ました。IDSでは経済・政策・ジェンダー・社会学の4つのクラスから1つを選択できます。秋学期はこの選択とコア科目のベーシックな2つの授業ですすめ、春学期はより専門性の高い授業が開催されます。並行して論文計画を進めるため、関連する教授とコンタクトを取り、情報取得形式(論文、実地調査、インタビュー等)を早めに決めていく必要があります。また、9月第3週はWelcome Weekが開催され、新入生歓迎のため多くのイベントが行われます。IDSでも学部全体のMTGや交流会が開催されます。

学費・寮費の支払い
 
8月頃に学費、寮費の支払いに関する連絡が届きます。支払いは基本的にクレジットカードを通して行われるので、支払限度額などを確認しておく必要があります。寮費に関しては4回の分割払いが選択でき、料金は1回払いと変わりません。円安円高の状況を踏まえた判断が求められます。学費に限らず、生活内では現金を使う場面はほぼなく、クレジットカードでの支払いが基本です。ソニー銀行、Revolutなどのオンライン銀行や現地口座開設の準備(アルバイトをする場合は必須)を8月中に進めておくことがおすすめです。このあたりの手続きは大学のStudent Hubで進めていきます。

渡航準備関連
 
出国時期の9月中旬は年度の切り替わりのため混雑が激しい時期で、航空券は高値になります。6月に購入した地点では8万円程度でしたが、直前だと20万円前後になっていました。近年のロストバゲージの問題もあって、同一航空会社の利用をお勧めします。日本からだとエミレーツ航空で成田/関空深夜発、ドバイ経由(トランジット2時間)ヒースロー翌昼着の便を使う人が多かったです。この時間に着けるとWelcome week前の土日だと大学への直通コーチを利用することができます(予約が必要)。SIMカードはGiffgaffLeberaの2つが格安(3GB/5£くらい)として人気で、日本にいるうちから入手することが可能です。手持ちの携帯のSIMロックを解除し、解約手続きを行った後にSIMの入れ替えを行う流れになります。

準備編はここで終了。本番編では授業や生活の様子について書きます。

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